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ヤンデレ書きたい極悪英いいなあと思い、海賊パロならそんな感じかな!と妄想した結果、職業だけ海賊のキャプテンと忍者であとはごく普通の英日が出来上がりましたなんてこったい。ヤンデレ監禁はどうもノーマル英日での方が作りやすそうだ。おかしいな海賊英といえば暴君で黒い人のはずなのだが。あ、ヤンデレだろうと極悪だろうと日に暴力は振るえない英が好きです。好きだから相手に非道いことはできませんが性行為と監禁は好きだから許されると思っているんですよきっと。その場合もちゃんと日が英のこと好きだといいです。普段はあくまで紳士たろうとするツンデレで夜も優しかったりちょっと玩具とか使う程度なのが、色々抑圧されたものがたまに英を元が取れたヤンキーにしてしまい、本能のままにがっついちゃって正気に戻って平謝りとかも美味しいです。日は許してくれます。
時系列で二人のことを考えると、開国・同盟まであまり接点無し→同盟期間中ほのぼのいちゃいちゃ→破棄時に時代の流れを察して連絡を取らなくなる→終戦後仲直り→日高度成長期&英も自国で忙しいので若干合う頻度減少→(この辺で日オタク化)→現代・あれ気が付いたら恋人が二次元マニアになってる。
が個人的に好きです。大筋こんな感じで妄想が。昔からオタク気質ではあったかと思うのですが、結局現代からですよね日オタクが目立ってきたのって。そしてエロ大使の件で日がフォローできなかったのは英のエロ大使っぷりを良く理解していたからだと思ってます異論は認める。
海賊の流れを考えてみて、まあ人間設定だろうなと。ある島国の港町で引きこもっていた菊→襲撃しに来たアーサーに引きずり出される→無理矢理船に乗せられて仲間になる→なんか馴染みすぎる、みたいなほのぼの話にしかならない脳内に乾杯。船にみんな乗ってるといいよ…女王陛下の命を受けてる人道的海賊だといい…。菊は元忍者で用心棒的扱いで。一個小咄を、馴染んできたあたり。
連れ立って甲板に上がってきた二人に、舳先の方から何かの騒ぎが聞こえてきた。慌てた乗組員がロープにくくられた浮き輪を海に投げ放つのを見て、菊が走り出す。
また誰か落ちたか、程度にしかその騒ぎをとらえていなかったアーサーは、突如隣からいなくなった疾風に目を丸くした。
「お、おい……!?」
慌てて追いかけようとしたアーサーだったが、舳先に辿り着いて海面を確認した菊は、そのまま飛び降りた。盛大に水しぶきが上がると誰もが思ったが、思いの外するりと菊は水中へと滑り込んだ。息を呑む乗組員たちの目の前で、気を失った男を抱えて菊が上がってくる。男を片手に浮き輪に捕まり、引き上げてくれと手で合図されるまで、乗組員は呆然とその様を眺めていた。
「……上げてやれ」
抱えたままで登ってくるのはいかに菊でも出来ないのだと判断したアーサーが命令を下すと、即座に従った。一人なら奴は船の壁をよじ登ってくるかも知れないと、アーサーは若干戦慄する。
数人がかりで引き上げられ、最初に落ちた男は気を失ったまま甲板に横たえられた。呼ばれた船医が走り寄ってきて、菊は男から離れる。顎から垂れた海水を勢いよく拭った。
「無茶をする」
内心水に濡れた菊の姿を大勢の人間に見せるのが嫌なアーサーは、さり気なく隣に立つ。しかし彼に帰ってきたのは、思いの外鋭い菊の視線だった。
「一体、何故あなたの船員は誰も彼を助けに行かなかったのですか? どう見ても自力で戻ってこれる状態ではなかったはずです」
「そう言われてもな、二次被害を招きかねないからとしか言い様がない。そもそも落ちた奴が悪い」
「確かに不注意ではありますが……泳ぎに慣れた人間なら人一人ぐらい救助は可能でしょう」
「……いねえからな」
「はい?」
「泳ぎが達者な奴なんぞまずいねえよ」
今度は菊が目を丸くする番だった。
何を考えているんですか!と最近入ってきたばかりの東洋人に、自分たちのキャプテンが怒鳴られているのを見て、周りには人だかりのようなものが出来ていた。もちろん、喧噪を聞きつけて船のあちこちから人が集まってくる。
「仮にも海上に住まう者が、泳げないとはどういうことですか!」
「……だから、あんまり泳げる奴は逃げられるだろうが」
「どこの誰が海洋のど真ん中で逃亡を図るというのです」
「そもそも、船上での生活で泳げるかどうかは」
「我が国では伝統的に水練という手練れの者が何人も水軍には乗り込んでいます。戦術的にも重要な位置をしめるのですよ、熟達した者なら一人で船を沈めることも可能なのです!」
「沈んじまったら略奪できねえだろ」
「半壊するぐらいの加減は出来ますとも。全く嘆かわしい、そんなことではどうやって鯨を捕ると言うのですか」
鯨は捕らないだろう、と聞いていた誰もが思ったが口には出さなかった。鯨は様々な原料になるため貴重な獲物だが、普通海賊船の獲物ではない。
「……決めました。本日より特訓を開始します!」
「はぁ!? な、んな勝手に」
「この私が乗った船の大部分が泳げないなど……名誉に関わります!」
「そんなにか!?」
「……アーサーさん、まさかあなたご自身まで泳げないとは……仰りませんよね?」
「人並みには……」
「あ、キークー、俺は泳げるよ!」
「流石ですフェリシアーノくん、ならば当然ルートヴィッヒさんも」
突然話が飛んできて、船医はぎょっとして菊を見た。何故水兵の返事から自分も泳げることになるのか。
「……故郷はあまり泳ぐには適していない土地でな」
「川で泳ぐとか無かったんですか」
確かに川は広大なものがあったが、そもそもこの船の乗組員は大体があまり泳ぐには適さない土地出身ときている。
「泳げない方は全員! 順に泳げるようになって頂きます!」
「いやでもキクちゃん、それこそここ海のど真ん中だし」
「浮力が働きますので大丈夫です、フランシスさん、料理人ならば自ら食材を求めて飛び込むぐらいのことはして頂かなければ」
水中で魚捕まえるのは無理だと思うよお兄さん、という呟きは当然黙殺された。
「ご安心下さい、みなさんをいつどこで海に落ちても助かるようにして差し上げます」
「ヴェー! じゃあルートには俺が教えてあげるよー」
「乗組員名簿から泳げる方を削除したものを用意して頂いて……」
「鮫でも出たらどうするんだ……」
「ご安心を、フカヒレは高級食材です」
「そういう問題か?」
何故かすっかり人の輪の中心になっている菊を少し離れて眺めていたアーサーの肩を叩いた者がいた。無精髭のコックだ。
「……慣れてくれたのは有り難いんだけどなあ?」
「……まーな」
「変なスイッチ入っちまったんだな……」
しみじみと言うフランシスも、恐らく明日から地獄の特訓に参加するハメになるだろう。昔川に落ちた時に誰も助けてくれなかったがために、必死に水泳の練習をした過去があるアーサーは、今日ばかりはその幸運に感謝した。同時に、なんだか船内での権威が落ちていくようで、ため息を吐いた。
日本の海賊というか水軍は伝統的に泳ぎを重視し、南蛮船はあまり重視していなかったらしいby落乱。ついでに英海軍の水兵さんは逃亡阻止のために泳げなかったらしいです。
キャストは……
アーサー:船長
本田菊:新入り用心棒
フェリシアーノ:水兵さん(船の上じゃ強い)
ルートヴィッヒ:船医
ロヴィーノ:水兵さん
アントーニョ:切り込み(ボーイング)隊長
フランシス:料理長
ギルベルト:襲撃隊長
ローデリヒ:音楽家
エリザベータ:航海士
狙撃手アルとか倉庫番マシューとかは悩むところ。いた方が面白いよなあ…。会計士バッシュとかその弟子リヒテンとかいてもいい。
航海士は実は一番悩んだところです。ルートが適役なんですが医者のイメージが。そしてそれ以外の連中だと船沈む気がしてならない。親分とギルの違い? 船の上と陸上の差です多分(無敵艦隊と陸軍の差的な)操縦士はディノとベールヴァルドかな…。操縦士に憧れる水夫見習いのピーターくん。
こういうのを考えている時が一番楽しい。