与太話にもほどがある その他小ネタ 忍者ブログ
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夏コミ新刊の落乱短編本の三つの内一つです。
残り二つは少し真面目な支柱の話と、「作兵衛、ぼくのことを好きって言ってくれないか」から始まる甘々ぴゅあばかっぷる話。
左門×作兵衛。
本とは改行を変えてあります。
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三月春コミ、スペース決定です。T27aにいます、春はハルヒ参加ですー。
サークルカット間違ってアップした気がしてなりません。うわあどっちの使ったっけ…!
二月のオンリーに行けなかった分狩人になろうと思います新規開拓ジャンルも行かねば…。


……新規開拓、ええ、うっかりはまってしまいました。はまったというか一つのカプは数年ぶりに帰ってきたと言いますか。
いやあちょっとばかりぽけもんとポケスペとアニポケに。
ゲームはやったことがなかったしきっと合わないタイプのゲームなのでやるまいと思っていたのですがついついHGSSを買ってしまいましたとも…。あまり進んでいないのはご愛敬。早くルギアを迎えに行きたいです。
ポケスペに至ってはある日思い立って29巻ほど揃えたレベル。ダイパ編は区切りがついてからにしようと思って我慢してます。
アニメはかなり昔に好きだった覚えがありまして…伝説の回とか見た覚えはあるのにそこまで真剣に見ていなかったのか台詞とか細かいところを覚えてないのでレンタルしようかと思いました。ビデオのレンタル軒並み無くなってたので、早くDVD化してくれるといいと思います。
緑赤(ゲーム)とグリレ(スペ)とシゲサト(アニメ)というなんとなくわかりやすい感じで好きです。それぞれライバルと主人公なのに、かなり関係性とかキャラ付けが違うところがツボ。クロスオーバーでみんなできゃっきゃしてると大変よろしいと思います。正確にはきゃっきゃしてる主人公三人を愛でるライバル三人が素敵だと思います。
ただ全員同時に出そうとすると…名前…っ! うーゲームが初代だし優先したい気もしますがスペはもう名前になっちゃってるしむー。ゲームの方の表記を「緑・赤」にして「グリーン・レッド」と読ませるのを拝見した時はなるほどと思いました。
この三組は一番大きい母体が同じなのでなんとなく比較萌えな感があります。
スペだけ幼馴染みじゃないとか、バトルだとゲームはグリーンが負けっぱなしでスペは五分五分で、アニメはサトシが滅多に勝てないとか。
ちょっと考えてみた・それぞれに二人の関係を聞いた時。
初代・ゲームグリーン「幼馴染み、ライバル、で、まあ恋人」
スペグリーン「ライバル、親友、……恋人」
シゲル「恋人。大切な幼馴染みで、貴重なライバル」
初代・ゲームレッド「幼馴染みで、ライバルで、恋人だって言えって」
スペレッド「ライバル! んで一番の親友で、え、あー、恋人?」
サトシ「やっぱ一番のライバルだよな! 嫌味な幼馴染みで、うー…、好きな奴!」
シゲルに突っ込むべきか他の連中に突っ込むべきかわからない。緑赤はもの凄く幼馴染みイメージが強いです。スペは公式のキャラ紹介で親友って言われてるからな!
脳内では世話焼きお節介アホデレ×無頓着面倒くさがりわかりにくい素直、クール熱血理解者イケメン×明朗快活元気な鈍感、べた惚れ相手にだけ甘い策士×単純明快猪突猛進仲間思い、で萌えてます。わかりにくいな!
最近は木曜日がアニメパラダイスです。銀魂見てぽけもん見て薔薇色タイムです。

で、先日2/27が初代ゲーム発売日ということで。14周年ですって。
ウェブアンソロに悶えつつ発作的に書いてしまいました。
初代だけ書いてたはずが、いつの間にかスペも追加されてそうなったらとアニメが加算されました。
緑→赤→レッド→グリーン→サトシ→シゲル。CPは上の三組です。全員同軸にはいません。ゲームはHGSSというか金銀ネタバレ有り。勢い重視。
ついでにはまった当初にぽちぽちしたシゲサト小ネタと短編が下の方に。
明けましておめでとうございます! 本年もよろしくお願いします。
友人が誕生日なのでプレゼント代わりに初・ティフリ。でもジタンがいるのは仕様です。



「のばらー」
それは、ティーダが呼ぶたった一人の人を指したあだ名だった。何人かと夢を共有する彼が、大切に大事に持っている夢の象徴。夢、という単語にちくりと胸に痛みが走る気がしたが、気のせいでやり過ごした。
だが今彼を呼んだのは、快活な雰囲気と髪の色こそ似通っているが有り体に言ってしまえば背丈が大幅に違う、尻尾を持った仲間だった。
「なんだ?」
こだわりなく振り返ったフリオニールに駆け寄ったジタンは、身振り手振りしながら何事か話しかけている。お姫様、だとか花が、という単語は聞こえてくるが、少し後ろを歩いているティーダには何を話しているかまでは把握できない。金の糸をさらさら揺らしながら笑うジタンに釣られたように、フリオニールも苦笑してジタンの額をつついた。両手で大袈裟に額を覆ったジタンは、やはり楽しそうに笑っている。
なんだかなあ、とティーダは思う。自分でも知らないうちに唇が尖っているが、幸いにもペースを合わせて歩いている人間がいないために指摘されずに済んだ。
はっきり言ってしまえば、面白くなかった。
だって自分がのばらのばらと、半分からかうように言った時は大分叱られたのに。そのうち諦めたように許容されたのだが、他の仲間たちは合流した後もそのあだ名で呼ぶことはなかった。そもそもフリオニールは冗談が通じない男ではないが、実直で若干純粋すぎるところがある。素直なのはもちろん彼の美点であるのだが、どうにもそれは彼を困らせることを仲間たちに避けさせた。真っ赤になって怒鳴るフリオニールはかわいいのだけど、あまりやりすぎると反論を放棄して逃げてしまうのだ。くるりと肩を怒らせて背中を向けてしまう、その背中に関してはティーダはあまり好きではなかった。普段の、走り出す背中などはタックルしたくなるレベルで好ましいというのに。
あだ名を、呼んだのは。
短く呼びたいだけならフリオでいい、咄嗟の時はそちらの方が口をついて出る。
わざわざ相手が嫌がるかも知れないというリスクを負ってまで、彼の大事な物で称したのは。
フリオニールの、夢を、自分が意識していたかったからに他ならない。それが例え自分がいない世界で叶えられるべき夢であっても、それが夢である限り。そこに、自分が関わっていられるのではないかと。同じ夢を見ると言った仲間たちと同じように、あるいは別の形で、ティーダという要素が彼の中に残るのではないかと。
明確にそんなことを考えていたわけではないが、ある程度そのような考えが頭にあったのだ、と思う。未だに思い出せない、よくわからない、ティーダが帰るべき世界のことを、それこそ全く思い出せていなかったあの時でさえも。
少し沈んだ赤いバラ、それを弄ぶフリオニールにふざけて飛びついた時に。
――やはり、気に入らない。
心が狭い気がしないでもなかったが、うじうじと悩んでいるのは自分らしくない。
話が終わったようで少し歩調を緩めて歩くジタンの、ゆありゆありと揺れる尻尾をぱしりと捕まえた。
「う、わっ、……なに?」
案外丈夫な尻尾であることは知っている。ある程度自在に動き、物に巻き付けて持ち主の体を持ち上げることすらできる。実際それを使って上手いこと二人で連携したこともある。ジタン自体に何ら嫌な印象はない。ないのだが。
「なんでもない、ッス」
「いやいやなんでもなくて尻尾掴んじゃ駄目だろ」
元々ぎゅっと掴んでいたわけでもない尻尾が、ティーダの掌を撫でてするりと逃げる。フリオニールがセシルと何か相談しだしたのを確認してから、ティーダはジタンに顔を寄せた。そのあからさまな内緒話をしよう、という誘いにジタンは首こそ傾げたが、面白そうだとそのまま乗る。そんな二人をちらりと横目で見たクラウドが追い越していく。
「……なんでのばらって呼んだんスか」
「はあ?」
少しは頭の中でどういう風に言おうかこねくり回したりはしたのだが、結局ティーダの口から出たのは単刀直入なものだった。結局それが気になっているから、他の言葉など浮かばないのだ。
一方ジタンの方は、実に細かいことを聞かれて面食らっていた。ティーダがどんな答えを求めているのかすぐにはわからない。
「ノリ? なんとなく?」
至極適当に答えながら、眉根を寄せたティーダの顔を見る。笑顔でない彼の顔を見るのは珍しく、ジタンは距離が近いのをいいことに歩きながら観察を試みた。気が付けば少々一行の歩みから遅れてしまっているが、許容範囲だろう。幸いにもここは秩序の聖域と近い性質の領域のようで、見晴らしはかなりいい。
ティーダはジタンから見る限り、機嫌が悪そうに見えた。機嫌が悪いというよりも拗ねた子供のような、とそこまで考えが至って、ジタンは顔に出さずに納得した。
「一回呼んでみたかったんだよ、フリオニールってああやって呼ばれるとちょっと嬉しそうに振り向くなーって思って」
「へ」
ジタンはティーダから少し体を離して半歩前に出る。頭の後ろで手を組んで、一瞬歩みが止まってしまったティーダが慌てて歩調を早めるのを眺める。その顔は不機嫌から、驚きと喜びの色が滲み出している。わかりやすいなあと好ましい感情と共にジタンは思う。
「でももうオレは言わないよ」
ティーダが追いつくか追いつかないか、その間際に言い放つ。
「……なんで」
なんでっておまえ、と笑い出したくなるのをジタンは我慢した。ティーダが呼ばれたくないんだろう、と言うのは簡単だが、それを指摘してしまっては気の毒だ。それに理由は本当にもう一つある。
「オレが呼んでも嬉しそうじゃなかったから」
「……わかるように言ってくれよ」
今度こそくっきりと拗ね顔で顔を曇らせたティーダを、ジタンはにやにやと見やる。ジタンとしても、この太陽を曇らせたままにしておくのは忍びないのだ。
「のばらって呼んだから嬉しそうなのかと思ってたけど、違った。ティーダが呼ぶとフリオニールは少し嬉しそうに振り向くんだな」
「……嘘?」
「嘘言ってどうすんの」
ティーダの、その事実に気付いていなかっただろうティーダの、その頬に血が上っていく。
それはそうだろう。本人が呼びかければ常にフリオニールはそんな感じで振り返ってくれるのだから、逆にティーダは周りが呼んだ時の彼の反応を知らないだろう。決して悪いわけではない、だが人によっては少し緊張した顔つきになったり、極力平静に見えるようにと振り返ったりする。ジタンがバッツと一緒に突撃すると、呆れたような顔になる時もある。ティーダが呼ぶと、フリオニールは少しほっとした顔で振り返る。安堵であり、嬉しそうであり、落ち着いた顔で、どうしたティーダ、と呼び返す。
ジタンはそれを羨ましいとは思わないが、気が付いていないのはもったいないなと思う。
時間は限られていると、誰もが悟っている。ならばその中で、陽光満ちる花畑がたくさんある世界を望むのと同じように、仲間の安らぎと幸せをジタンは願っていた。
「……のばら」
頬に火照りを残したまま、ティーダが小さく呟いた。
それを聞きつけたのかどうかはわからないが、大分離されてしまったフリオニールが振り返る。
ほら見ろ、とジタンは思った。
「――ティーダ、ジタン! 置いていくぞ!」
「待てっての!」
フリオニールが二人を呼ぶ。ティーダは血を下げるように軽く屈伸してから、思い切りよく駆け出した。向かう彼の真っ直ぐな目は、最早フリオニールの姿しか入っていないに違いない。
「せーしゅんだなあ」
ティーダよりも年下であるはずのジタンはいやに大人びた口調で呟いて、その後を追った。走る必要はない、ティーダはすでにフリオニールに追いついてはしゃいでいるし、その視界の中には仲間たち全員の姿が収められている。
「やっぱ世界を救うってだけじゃね」
大きすぎて全体しか見えない目標もいいが、時に人は小さな自分だけの目的を見いだす。
それを見つけようと足掻いた仲間もいる。そのために戦うと言い切れる仲間がいる。
さしずめ、ジタンの目的は仲間の無事、になるのだろう。
これでレディが多ければな、とジタンは舌を出して、暗い空の下を仲間と同じ歩調で歩き続けるのだった。



……ティフリ+ジタンっていうか、ティーダ+ジタン?
いえあのすみません気が付いたらジタンが主役になってました。
そんな感じではありますがハッピーバースデーディアフレンド! 良かったらお納め下さい。
実際ティフリって凄い組み合わせだと思う。だって太陽がないとのばらは咲けないんですぜ…! あと夢というキーワード繋がり。フリオニールの「夢」(希望とかの類)にティーダがいてもいいんじゃないのとよく思っています。
お察しの通り、銀新小咄です。ネタとしては各話独立してます。銀→新?

・クリスマス前

「……大体よぉ、世間の馬鹿共が浮かれ騒いでケーキ食ってアイスケーキ食ってケーキ食う聖夜になんで働かなきゃいけねーの?」
「世間様が働いてない時が稼ぎ時だからに決まってるでしょう。てかあんたの頭ケーキ食うことしかないのか」
「んなこたねーよ? ちゃんと生クリームたっぷりパフェも食う」
「食えるかぁぁぁ! そもそもクリスマスだなんだって異国の聖人の誕生日でしょう、なんで便乗してケーキ食べようと思ってんですか」
「いいか、俺はケーキが食える機会とあれば異人の宗教だろーとなんだろーと魂売ってやんよ。だが金は出さねーぞ! 捧げるのは俺の汚れなき心だけだ!」
「捧げられるもん残ってないんですね」
「おいおい新八くん、それ汚い大人だと思ってる目だね、上司に向かってそれはないよそれは」
「……どうせクリスマスに一緒に過ごしたい相手なんていないんだからいいじゃないですか」
「……なに? 喧嘩売ってる? 自慢じゃねーが銀さん結構モテますからね、大人の魅力だからねこれ」
「確かにゲストキャラに対して片っ端からフラグ立てる様は尊敬に値しますが、長続きしねーじゃねーか。後お通ちゃんと万に一つでもフラグ立ったら抹殺しますから」
「こわっ! 今メガネが光ったよこの子こわっ! ガキに興味はねーっての、大体フラグフラグってお前、あんまりメタ的な発言するんじゃないよ」
「その発言自体アウトです。神楽ちゃんと姉上に手を出した場合通報しますから」
「……ない、それはないわー、手ぇ出した瞬間その手が無くなりそうじゃん、消失しちゃうじゃん」
「わかってて言ってます」
「そもそもな、義姉になる奴に手出してどうするんだよ、確執が残るだけよ? 昼ドラ並のどろどろ展開とかもう俺には着いていけないからね?」
「……ん?」
「ああ姉って義理の姉と書いて姉だから」
「……んん?」
「何メガネが豆鉄砲食らったみたいな顔してんだよ」
「鳩だから、何一つ上手くないから。ってか、義理……?」
「お前の姉ちゃんなら俺の姉ちゃんになるだろ。あーでも年下の姉か、妙な感じだなぁおい」
「……は? ちょ、ちょっと、あんたさっきから何言って」
「え、新ちゃんその気ないの? ひどい、俺を弄んだのね!」
「そんな覚えねーよシナを作るなぁぁあ!! ってか、え? ええ?」
「……まあそういうわけでだなあ、新八、ここは一つ」
「……え?」
「結婚を前提にお付き合いしてくれませんか」
「……僕目だけじゃなくてついに耳までおかしくなったんでしょうか」
「安心しろ、ちゃんと眼鏡掛けとして機能してるから心配ない」
「外見の話じゃねえよ! ……っ、あんた、マジで言ってんですか」
「大マジ。お前が言ったんだろうが他の女じゃ長続きしねーって」
「……いや、そりゃ、あんたみたいなちゃらんぽらんで死んだ魚の目してて糖尿寸前で稼ぎ悪くてぐーたらで何考えてるのかわからない金遣い荒い人間に付いてくる人なんてそうはいないと思いますが」
「やべぇ銀さん今ちょっと泣きそう」
「なんで、僕、なんです?」
「……そりゃお前、惚れてるからに決まってるだろうが、察しろよ」
「察せられるか! 今の今まで気づかなかったよそんなこと!」
「んだよ鈍いなぁ、だからお前は新八なんだよ」
「なんで告白された直後にけなされてんだ僕は」
「誉めてるけど」
「…………」
「助手として、じゃなくてだな、別の形で俺を幸せにしてほしーんですよ。俺の不幸分けてあげるから」
「おぃぃぃぃい! それ等価にもなってねえよマイナスだらけじゃねーか!!」
「そんかわし、お前を幸せにするよ、お前の不幸だって背負ってやる」
「……んな、こと」
「……なぁ、頼むよ」
「……あんたと付き合う女性は不幸になるってずっと思ってました。無茶するし、生活力あるくせに使わないし、屁理屈だし」
「お前の中で銀さんけなしがブームだったりするのか」
「女性が不幸になるの、僕嫌いなんですよ」
「そらな、お前シスコンだしフェミニスト入ってるし」
「……だから、僕の不幸三分の二ほど請け負ってくれるなら、……その」
「……全部もらってもいーけど?」
「全部? あんたにそんな重いもん渡せますか、これ以上」
「……新八」
「大体僕ぁね、よぼよぼのじーさんになった銀さんの介護して墓作ってから死ぬって決めてんですよ」
「マジでか」
「だから、おじいさんになるまで生きててください」
「俺ぁそう簡単には死なねーよ、知ってるだろ?」
「怪我すんなって言わないだけ譲歩してます」
「……怪我しないとは言えねぇよ、信じないだろ?」
「信じませんよ、どーせ護りたいものがあれば飛び出して行っちゃうんだから」
「うん、そうだね、ところで新八くん」
「なんですか銀さん」
「ちゅーさせてください」
「早っ! 展開早っ!」
「うるせーちゅーぐらいいいだろうが今まで俺がどんだけ我慢したと思ってんだぁああ!」
「てかいい大人がちゅーってなんだ恥ずかしい人だな!」
「じゃあキスさせてくださいこれでいいかこんちくしょー!」
「だから展開早いって言ってんでしょうが! まずは交換日記あたりから……」
「中学生!? いや今時中学生でもやらないよ交換日記って! そういやこの子文通とかやっちゃう16歳男子でしたねー!」
「個人の勝手だろうが! ……もう」
「……へ、」
「さ、最初はこんなもんでしょう」
「……新八ぃ、お前の手あったかいね」
「……銀さんこそ」
「ほっぺたもあったかそーに血色づいてんなあ」
「人のこと言えませんよ、本当にもう」


※一生やってればいいと思う。後新八くん、結婚できないことにツッコミなさい。


・理想のヨメ(長谷川さんと銀さん)

長谷川はすでに許容量を超えたアルコールを摂取したらしい銀時を見下ろした。彼は今、飲み屋のカウンターに片頬をべたりとくっつけて長谷川を見ている。
「へへー、おかしいな長谷川さんが二人に見えらぁ」
「ピッチ早えなあ」
呆れたように呟いた長谷川は、かなり薄められた焼酎を口に運んだ。きついものが飲みたいと体は願っているが、二人合わせても寂しい懐事情ではそうはいかない。二人はたまに共にパチンコをして負けたり、賭場に行って負けたり、競馬に行って負けたりする友人のような関係だ。こうしてたまに金がある時などは飲みに繰り出すこともある。今日も他愛もないことや、互いの生活に対する愚痴などを酒の肴に飲んでいた。
「そういやよぉ、こないだ飲みに行った店の娘が言ってたぜ、銀さん今いい人いないのぉー?だってよ、もてる男は辛いねぇ」
「あー? そーでもねーよぉ」
長谷川も酔ってはいる。呂律は普段より怪しかったが、銀時はそれを上回る怪しさであった。
「いやいやマジな話、そろそろ銀さんも嫁さんとか家庭が欲しい年頃じゃねーの?」
「家庭に失敗した人に言われたくないんですけどーお」
ダイレクトに心の傷をつかれた長谷川は心なしか背を丸める。ハツ、と呟く彼の目には光る物があったが、飲み屋でも外さないサングラスのせいで一切見えない。
「でもそーさなぁ、ヨメさんいーかもなあ」
「お? 意外ー」
「いやほら俺って亭主関白だしぃ? 家事は完璧じゃなくてもいいからある程度出来る子でー、黒髪のストレートな、意地でも天パの遺伝子は世に残さねぇから」
珍しくこの手の話に乗ってきたな、と長谷川は思いながらへらへらと緩んだ口元で喋る銀時を見る。普段はこういった話になると一方的に長谷川がハツとの思い出を語り、自分で自分をどん底の気分に突き落として終わることが多いのだ。
「家計管理できて、甘いもんたまに食べさしてくれて、仕事少なくてもあんまり怒らない、でもたまに叱ってくれる、みてーな」
「理想高いなぁ」
苦笑いすることで応えたが、銀時には長谷川の顔は見えていないに違いない。楽しそうな口調といい、もしかしたら本当に将来を考えた人がいるのかもしれないとすら長谷川に思わせた。
「譲れないもんとか持ってたりして、ちーと音痴でもまあいいや、俺のことわかってくれてー、あもちろんかわいい奴な、積極的じゃなくて地味めで、原石美人で、なんも知らねーような、剣術一筋でしたー、みたいな」
「……銀さん? もしかしてそれって」
「んで、江戸一番のツッコミでメガネ」
にやり、と長谷川を見上げて笑う銀時の目は、常とは違った色合いに澱んでいた。
「……銀さぁん」
勘弁してくれよ、と長谷川は酒を呷る。思い直してみれば、銀時の言葉一つ一つが彼の助手のメガネ少年のことを指していた。だが今の話にはそぐわないのではないだろうか、銀時の中で話が妙な具合に混線したのかもしれない。
「んだよ? 俺のヨメっつったらもーあいつしかいねーじゃん」
「え、そなの? 二人そういう関係だったの?」
「だって俺あいつ以外いらねーもん」
そういう銀時の声が酔い以外の真剣な何かを帯びていて、長谷川は目をみはった。
「まだ俺のもんじゃねーけどさぁ、いつか俺のもんにすんの、決めてんの」
「……向こうの了承取った? なぁ大丈夫?」
「だってよぉ、まだじゅーろくよ? そん時何してたか覚えてっかよ長谷川サン」
「いやぁ……」
そう言われてみれば首をひねるしかない。16の頃の記憶など、すでに遠い彼方だ。
「奥さんに出会ったのとかもっと後だろ」
「そりゃなあ」
少なくとも成人は越えていた。あの海でハツと長谷川が出会った時の話は、この際関係がないので省略する。ともかく、16の頃自分が将来の伴侶を考えていたかと思うと、そうではなかった。
「俺にはもうさ、あいつしかいないって決めてんよ? でもあいつはそーじゃないかも知れないじゃん、そういう奴出てきたら俺がぶった切るけどさあ」
「おいおい!」
「じょーだんだってぇ」
そう言う銀時の顔は酔いに侵されていても冗談を言っている顔には見えず、長谷川は少し退いた。だが普段から冗談だか本気だかわからないことばかり言っているのであまり変わらないかもしれない。
「……思春期のしょーねんの大事な時間もらっちゃってんだから、俺の一生ぐらいじゃなきゃ釣り合わないと思わねー?」
「それ新八くんの一生もって宣言してるよね」
長谷川の決死のツッコミは銀時の耳を都合良く素通りして行ったらしい。
「そーいう奴をさあ、人の勝手でバカのペットの餌にされそーになったんだよねぇ」
がばぁ、と銀時は起き上がった。長谷川は引き続き痛いところをつかれてうげ、と呻く。
「んな今更蒸し返すかフツー!? 二話の話じゃん初期じゃん! 忘れてよ!」
「んんー普段は忘れてんよ? でもほら三百話近くなったからこそ初心を忘れちゃいけないっつーかさあ」
「忘れていいとこじゃんそれ! きっちり根に持ってんだろぉ!?」
慌てる長谷川の鼻先に、銀時はびっと指を一本突きつけた。
「ここ長谷川さんのおごりな」
「なんでそーなるの!?」
「そしたら忘れられるかもしれないってもう一人の俺が言ったからよぉ」
「結局それが言いたかっただけ!?」
ぎゃんぎゃんと騒ぐ長谷川に、おごりだと言い続ける銀時の胸中は、アルコールの匂いに混じって誰にも推し量れない。
――ほら、余計な金使って帰るとヨメさんに叱られますしぃ?


※テーマ「新八にべた惚れの銀時」。長谷川さんゴメン。


・娘の不安(神楽ちゃんと銀さん・微病み注意・若干下品)

「……ねえ銀ちゃん」
「なんだ? 酢昆布ならねーぞ」
「レディに向かってなんということを言うアルか」
いつになく真面目な表情の神楽に、とりあえず銀時は軽くボケた。実際銀時の財布を逆さにして振っても酢昆布代すら出てこないことは明らかであったが。
「私銀ちゃんのことも新八のことも大事ネ。定春はごっさ大事だけど」
「……おお、そらどーも」
神楽は銀時の目を見る。少しびっくりしたらしく、新聞から顔を上げてあちらも神楽を見ている。神楽が知る限り、この地球で一番強いように思える、侍だ。
「今日は出かけないでいいアルか」
神楽の言葉に、銀時はぴくりと反応した。もう一人の万事屋メンバーである新八は、今日はいない。万事屋に定休日も何もないようなものだが、とにかく休みをもらっていて今日は一日ここには来ない。
「……金ねーし?」
「今日の新八の予定は?」
「ああ、今日は一日かけて姉弟で道場の掃除だってよ、買い出しは昨日行ったから今日は行かねえって」
すらすらと答えられて、少しめまいがする。この男は少し前まで、こうも従業員の行動を気にする人間ではなかったはずだ。大体休みの日の新八の予定まではまだいい、そういう話になる時もあるだろう。だが今日自宅から外出しないことを確認して安心しているのは少し、おかしい。
銀時は最近外出が増えて、減った。こう言うのはおかしいが、神楽の見ている限りでは新八がいる日はそれこそ一日中でもごろごろしている癖に、新八が休みの日は朝も早くからこそこそと出かけていく。
「手伝いに行かないでいいアルか」
「依頼料出るわけじゃねーし行かねえよ、どうせゴリラが手伝おうとしてお妙にぶっ飛ばされるだろ」
それは確かに一理ある。あのストーカーのことを知らない輩は神楽の周りにはいないが、神楽には今一つ懸念がある。この上司も、そのストーカーの仲間入りを果たそうとしているのではないか。
どこに行くにも相手の居場所を知りたがる、気配を感じていなければ落ち着かない、それは真っ当な恋なのか。神楽にはわからなかった。経験が足りない。知識も不十分だ。
「銀ちゃん、新八がまともな就職先見つけて辞めたいって言ったらどうするネ」
「お前ここがまともじゃないって言ってやがんな。……んなことあいつは言わないんじゃね?」
「もしかしたらってことがあり得るアル。ぐうたら上司に見切りを付けたとか」
「付けるとしたらお前の大食いにだ。そうさなぁ……就職先でも潰すかね」
「……銀ちゃん」
ぴり、と空気が振動したようにすら思えた。銀時はすぐにへらりと笑って手をひらひらと振る。
「じょーだんよじょーだん、本気にすんなって」
もしかしたらこの男はやるかもしれない、と思わされる。
「……新八泣かせたら承知しないアルからな」
なにか、があったとき、新八のためにこの男を止められるだろうか。銀時は強い、恐らく神楽が今までに出会った誰よりも。自分に止められるだろうか、と神楽は拳を握る。
だがしなくてはならないのだ、神楽は万事屋の一員で、他の誰にもその役目を譲るわけにはいかない。
「……そーか、ありがとな」
銀時は手を伸ばして神楽の頭を撫でた。その大きな傷だらけの手は、神楽の髪を少しかき混ぜて去っていく。手の持ち主は不思議な顔で笑って神楽を見ていた。

一方、銀時の心中は。
(やべぇ布団の中で結構な頻度で泣かせてまーす☆とか言えねえ!いやあれはいいんだよねあれは銀さん気持ちいいですってことで泣いてんだから問題ないよねそういうことだからね、あっでももしかして銀さんが嫌で泣いてるとかそうだったらどうしようやべぇそんなことになったら俺が泣く。マジで泣く。今度聞いておこう問い正そうでも正面からそういう話題するとあいつ怒るんだよなー難しいなー)
神楽の心も、空気も今ひとつ読めない銀時であった。


※色々台無し。あと病みキャラ好きすぎるだろ自分。


ヤンデレ書きたい極悪英いいなあと思い、海賊パロならそんな感じかな!と妄想した結果、職業だけ海賊のキャプテンと忍者であとはごく普通の英日が出来上がりましたなんてこったい。ヤンデレ監禁はどうもノーマル英日での方が作りやすそうだ。おかしいな海賊英といえば暴君で黒い人のはずなのだが。あ、ヤンデレだろうと極悪だろうと日に暴力は振るえない英が好きです。好きだから相手に非道いことはできませんが性行為と監禁は好きだから許されると思っているんですよきっと。その場合もちゃんと日が英のこと好きだといいです。普段はあくまで紳士たろうとするツンデレで夜も優しかったりちょっと玩具とか使う程度なのが、色々抑圧されたものがたまに英を元が取れたヤンキーにしてしまい、本能のままにがっついちゃって正気に戻って平謝りとかも美味しいです。日は許してくれます。
時系列で二人のことを考えると、開国・同盟まであまり接点無し→同盟期間中ほのぼのいちゃいちゃ→破棄時に時代の流れを察して連絡を取らなくなる→終戦後仲直り→日高度成長期&英も自国で忙しいので若干合う頻度減少→(この辺で日オタク化)→現代・あれ気が付いたら恋人が二次元マニアになってる。
が個人的に好きです。大筋こんな感じで妄想が。昔からオタク気質ではあったかと思うのですが、結局現代からですよね日オタクが目立ってきたのって。そしてエロ大使の件で日がフォローできなかったのは英のエロ大使っぷりを良く理解していたからだと思ってます異論は認める。

海賊の流れを考えてみて、まあ人間設定だろうなと。ある島国の港町で引きこもっていた菊→襲撃しに来たアーサーに引きずり出される→無理矢理船に乗せられて仲間になる→なんか馴染みすぎる、みたいなほのぼの話にしかならない脳内に乾杯。船にみんな乗ってるといいよ…女王陛下の命を受けてる人道的海賊だといい…。菊は元忍者で用心棒的扱いで。一個小咄を、馴染んできたあたり。


連れ立って甲板に上がってきた二人に、舳先の方から何かの騒ぎが聞こえてきた。慌てた乗組員がロープにくくられた浮き輪を海に投げ放つのを見て、菊が走り出す。
また誰か落ちたか、程度にしかその騒ぎをとらえていなかったアーサーは、突如隣からいなくなった疾風に目を丸くした。
「お、おい……!?」
慌てて追いかけようとしたアーサーだったが、舳先に辿り着いて海面を確認した菊は、そのまま飛び降りた。盛大に水しぶきが上がると誰もが思ったが、思いの外するりと菊は水中へと滑り込んだ。息を呑む乗組員たちの目の前で、気を失った男を抱えて菊が上がってくる。男を片手に浮き輪に捕まり、引き上げてくれと手で合図されるまで、乗組員は呆然とその様を眺めていた。
「……上げてやれ」
抱えたままで登ってくるのはいかに菊でも出来ないのだと判断したアーサーが命令を下すと、即座に従った。一人なら奴は船の壁をよじ登ってくるかも知れないと、アーサーは若干戦慄する。
数人がかりで引き上げられ、最初に落ちた男は気を失ったまま甲板に横たえられた。呼ばれた船医が走り寄ってきて、菊は男から離れる。顎から垂れた海水を勢いよく拭った。
「無茶をする」
内心水に濡れた菊の姿を大勢の人間に見せるのが嫌なアーサーは、さり気なく隣に立つ。しかし彼に帰ってきたのは、思いの外鋭い菊の視線だった。
「一体、何故あなたの船員は誰も彼を助けに行かなかったのですか? どう見ても自力で戻ってこれる状態ではなかったはずです」
「そう言われてもな、二次被害を招きかねないからとしか言い様がない。そもそも落ちた奴が悪い」
「確かに不注意ではありますが……泳ぎに慣れた人間なら人一人ぐらい救助は可能でしょう」
「……いねえからな」
「はい?」
「泳ぎが達者な奴なんぞまずいねえよ」
今度は菊が目を丸くする番だった。

何を考えているんですか!と最近入ってきたばかりの東洋人に、自分たちのキャプテンが怒鳴られているのを見て、周りには人だかりのようなものが出来ていた。もちろん、喧噪を聞きつけて船のあちこちから人が集まってくる。
「仮にも海上に住まう者が、泳げないとはどういうことですか!」
「……だから、あんまり泳げる奴は逃げられるだろうが」
「どこの誰が海洋のど真ん中で逃亡を図るというのです」
「そもそも、船上での生活で泳げるかどうかは」
「我が国では伝統的に水練という手練れの者が何人も水軍には乗り込んでいます。戦術的にも重要な位置をしめるのですよ、熟達した者なら一人で船を沈めることも可能なのです!」
「沈んじまったら略奪できねえだろ」
「半壊するぐらいの加減は出来ますとも。全く嘆かわしい、そんなことではどうやって鯨を捕ると言うのですか」
鯨は捕らないだろう、と聞いていた誰もが思ったが口には出さなかった。鯨は様々な原料になるため貴重な獲物だが、普通海賊船の獲物ではない。
「……決めました。本日より特訓を開始します!」
「はぁ!? な、んな勝手に」
「この私が乗った船の大部分が泳げないなど……名誉に関わります!」
「そんなにか!?」
「……アーサーさん、まさかあなたご自身まで泳げないとは……仰りませんよね?」
「人並みには……」
「あ、キークー、俺は泳げるよ!」
「流石ですフェリシアーノくん、ならば当然ルートヴィッヒさんも」
突然話が飛んできて、船医はぎょっとして菊を見た。何故水兵の返事から自分も泳げることになるのか。
「……故郷はあまり泳ぐには適していない土地でな」
「川で泳ぐとか無かったんですか」
確かに川は広大なものがあったが、そもそもこの船の乗組員は大体があまり泳ぐには適さない土地出身ときている。
「泳げない方は全員! 順に泳げるようになって頂きます!」
「いやでもキクちゃん、それこそここ海のど真ん中だし」
「浮力が働きますので大丈夫です、フランシスさん、料理人ならば自ら食材を求めて飛び込むぐらいのことはして頂かなければ」
水中で魚捕まえるのは無理だと思うよお兄さん、という呟きは当然黙殺された。
「ご安心下さい、みなさんをいつどこで海に落ちても助かるようにして差し上げます」
「ヴェー! じゃあルートには俺が教えてあげるよー」
「乗組員名簿から泳げる方を削除したものを用意して頂いて……」
「鮫でも出たらどうするんだ……」
「ご安心を、フカヒレは高級食材です」
「そういう問題か?」
何故かすっかり人の輪の中心になっている菊を少し離れて眺めていたアーサーの肩を叩いた者がいた。無精髭のコックだ。
「……慣れてくれたのは有り難いんだけどなあ?」
「……まーな」
「変なスイッチ入っちまったんだな……」
しみじみと言うフランシスも、恐らく明日から地獄の特訓に参加するハメになるだろう。昔川に落ちた時に誰も助けてくれなかったがために、必死に水泳の練習をした過去があるアーサーは、今日ばかりはその幸運に感謝した。同時に、なんだか船内での権威が落ちていくようで、ため息を吐いた。

 

日本の海賊というか水軍は伝統的に泳ぎを重視し、南蛮船はあまり重視していなかったらしいby落乱。ついでに英海軍の水兵さんは逃亡阻止のために泳げなかったらしいです。
キャストは……
アーサー:船長
本田菊:新入り用心棒
フェリシアーノ:水兵さん(船の上じゃ強い)
ルートヴィッヒ:船医
ロヴィーノ:水兵さん
アントーニョ:切り込み(ボーイング)隊長
フランシス:料理長
ギルベルト:襲撃隊長
ローデリヒ:音楽家
エリザベータ:航海士

狙撃手アルとか倉庫番マシューとかは悩むところ。いた方が面白いよなあ…。会計士バッシュとかその弟子リヒテンとかいてもいい。
航海士は実は一番悩んだところです。ルートが適役なんですが医者のイメージが。そしてそれ以外の連中だと船沈む気がしてならない。親分とギルの違い? 船の上と陸上の差です多分(無敵艦隊と陸軍の差的な)操縦士はディノとベールヴァルドかな…。操縦士に憧れる水夫見習いのピーターくん。
こういうのを考えている時が一番楽しい。 


…一度盛り上がると一、二ヶ月は続くんですよねえ。その後沈静化しつつも萌えが消えるわけではないのが困り所。なにこのエンドレス萌えジャンル増加。
英CD視聴しましたー。二曲目に気を取られて一曲目のことを忘れそうになりますね。で、なんだ、そのミニドラマ。俺……給料入ったら枢軸三人キャラソンとドラマCD2買うんだ……。通販サイトで見るとプロローグ1・2、ドラマCD1が売り切れている件について。エロ大使二人が聞けないなんて…! で、あれですよね?日本の家で風邪引いて寝込む英と米仏の話ですよね? あの視聴部分の後で「お粥を作ってみました……お口に合うかはわかりませんが」とか言いながら手製の粥持って日が来てくれるんですよね? だが果たして向こうの人はお粥食べられるんだろうか。オートミールがあるとはいえ、食べ物に見えなさそうだ。
そしてととモノ。2が六月に出る…だと…!今の私に手渡したら間違いなくヘタキャラで作る。絶対。世界樹といいととモノ。といいセブドラといい、こういう系統のは大体その時点でブーム来てるキャラ名拝借して妄想しながらプレイするもので、データが他人様に見せられないものとなります。妄想大事。2はあれですね、WIZXTH2のほぼ完全リメイクだったのに比べて大分変わってるようです。WIZちっくじゃなくなってしまうんでしょうか。だって新キャラでアイドルって!職業がかなり変わってますし。しかも今回種族毎に学科で立ち絵が違う…!気合い入ってるな!全部かわいいなもー!
こうされるとあまり使わないディアボロスが超かわいいんですが。私のPTはバハムーン・フェルパー・ヒューマン・クラッズ・ノーム・セレスティアがジャスティス。相性と特性的に。早速髪色と種族と立ち絵見比べてキャラ当てはめようとしている自分自重。だって侍いねえ!と思ったら剣士って職業が侍っぽくて日本これかな、でも忍者も捨てがたい、しかしいくら初期に入っているとはいえ前作と似た感じだったら盗賊(今作はレンジャー?)いないと辛い…イタちゃんクラッズでレンジャーは鉄板ですよね、ヒューマンでも可。人形遣い(多分僧侶的位置・超術師かも)なんてどう見ても英ですよね異論は認める。バハムーンの拳闘士超かっこいいバハドイツは鉄板。戦士か拳闘士か…とくればあと二人誰だろう、とまで必死で考えていたりします。全体的に立ち絵がかわいすぎる。アイドルヒューマン♂に噴きつつ、アイドルフェルパー♂は何故2パターンいるのか問いつめたい。アイドルノーム♀かわいすぎる。これで各立ち絵で髪色変えられたら最高なのだが…!かわいいのでキャラ絵だけでも見てみることをオススメします。
前作でのPTはわかりやすかったからな…銀新と古キョンとレンカイだった…。竜・戦→君・ギントキ/猫・侍・シンパチ/人・狩・キョン/クラ・盗→忍・レン/ノ・僧→超→魔→僧・KAITO/天・司・イツキ。……ときめきます。全クリしてませんが。もう一個は女の子PTだったよ!猫・ヴァル・ハルヒ/竜・拳・MEIKO/クラ・くの一・リン/ノ・超・ユキ/妖・魔・ミク/天・僧・みくる。錬金術士がいねえ。
ちょっと脱線しますが、最近日本のいい話を読みふけっては夜更かししています。あんまり萌え話と絡めるつもりはないのですが、日英同盟の前に起きた義和団事変の際の、大使館立てこもり話は凄いです。日本軍人すげえ…!と思えます。(戦争賛美の意図での発言ではありません)各国から絶賛された柴中佐ですが、この名前初めて知りました。そりゃそうだ、義和団事変は年号と名前だけ覚えて終わりだったからな…。この時の活躍が後の同盟に繋がっていったと考えるとやっぱり日本凄いなと。

英日に(というより英に?)欠かせない人物といえば米ですね。私個人的には米はヒーロー!って言いながらAKYなところが好きなので、あんまりカプで考えません。○○+米、とかが好き。
しかしこの間、日英+米だと日本が黒くなるな…と考えつきました。この場合は米→日なのだけど、日本は米→英だと勘違いしていて迎撃体勢。米も喧嘩売られてる気がするから受けて立つ。英は「……なんかお前ら仲良いよなあああ!」と落ち込む。この時の日本は「あれは私のものですので手を出さないでいただきたい」とか黒い笑みで言っちゃっても良い(*´ー`)英の前で黒い部分を隠している英日+米設定でも萌えるな!でも英も他の人に「あれは俺のだ、手ぇ出したら潰す」ぐらいは言ってそうなのでおあいこですね。日相手にだけ甘い英に萌えるように、英以外に手厳しい日にも萌えます。
ただ普通の英日+米だとこんな↓イメージ。

「このゲームのここんとこが難しいよな!」
「そうですね、しかしここさえ乗り越えてしまえば……あ、三秒後に右手から飛び出してきますのでご注意を」
「…………」(緑茶飲みながら見ている)
「OH!今のは華麗にファンタスティックだっただろう!?」
「確かに、着地後潜んでいた敵に撃たれなければ」
「……なあ」
「今のは反則だよ!どうして壁が回転するんだい!」
「伝統文化です」
「なあってば!」
「どうかしましたか」
「そっ……そろそろ夕飯の支度の時間じゃないのか、ゲームばっかりやってないで」
「ああ、もうそんな時間ですか、食べたいものはありますか?」
「えっ、いや……お、おおおお前の作るものならなんでも」
「ハンバーグが食べたいんだぞー!」
「お前昼間にハンバーガー食ってただろうが!」
「それでは趣を変えて、和風おろしのきのこあえにしましょうか」
「ヘルシーだね!」
「絶対適当に言ってるだろ……」
「……少々材料が足りませんね、イギリスさん、買い物に付き合っていただけませんか?」
「へ? か、かまわねぇけど」
「俺はどうすればいいんだーい?」
「アメリカさんはゲームしていてください、途中でしょう」
「一人じゃつまらないんだぞ!」
「ぽちくんと仲良くどうぞ」
(二人で近所の商店街へ向かいながら)
「え、ええとだな、」
「はい、どうされました?」
「あ、あー……手を」
「?」
「く、暗くなってくると危ないから!それだけだからな!!」
「……はい、ありがとうございます」
「(二人きりになりたかったのはあなただけじゃないんですよ、なんて言わぬが花ですかねえ)」
「(やった! 今日初めて触れたぞ!)」

なんだこの夫婦+子供。

同盟締結後、あまり時間が経ってないころの二人。

縁側に座って庭を眺めていたはずの彼に、手ずから用意した緑茶を運んできた日本は、目を丸くした。確かに縁側に彼の、最近親交を深めてくれているイギリスの姿はある。しかし、日本の家の庭を興味深く眺めているのではいなかった。ころりと縁側に転がり、穏やかな午後の光を浴びている。
控えめに日本が声をかけても、振り向きはしない。身じろぎもしない。普段声をかけると飛び上がって驚くか振り返って笑う姿とは大違いだ。そっと歩み寄って、縁側の隅に盆を置いた。そのまま腰掛けてその顔を見ると、目を閉じている。何も深く考えることはなく、うたたねをしているようだった。この時ばかりは自らの足を覆っている足袋に感謝した。西洋のように靴だったりしては足音で起こしてしまいかねなかったからだ。
彼の寝顔など初めて見る。そう自覚しながら、寝姿を見ることなど失礼なことだと理解しながら、日本は彼の姿を眺めずにはいられなかった。鮮やかで遠い、大国の姿。どこもかしこも自分とは違う。
「……睫毛まで金色とは」
小さく落としてしまった言葉にも、彼は起きる様子は見せなかった。安堵して、頬に影を落とす睫毛を見つめる。その影までもが光を反射して黄金色に見え、日本は目を細めた。金糸のような髪を見つめ、されど触れることは叶わない。その髪は絹糸と呼ぶには相応しくないのだろう。その称号は彼の悪友である(決して友人などではなく腐れ縁であると彼は主張して止まないが)フランスにこそ当てはまる。つややかでしなやかな、蚕が紡ぐ繭の糸。イギリスのそれはフランスのものとは違う。どちらかと言えばやはり兄弟なのか、かつて日本を世界の舞台へと引きずり出したアメリカの方へと似通った髪質をしていた。しかし髪色は元弟とも悪友とも違った色合いをしているように見える。蜜色に近く、黄金の輝きを持ち、ほんの少し橙の色を持っている。日本はこうも美しい金色というものをあまりまじまじと見たことがない。昔その身に恵まれていた金銀は、大分外へと流出してしまった。
髪の金と、磁器のような肌と、深く澄んだ瞳と、合わさってイギリスというものを作り出していると知っている。彼を彩る色彩の中で、青葉の瞳だけが見受けられないのを残念に思った。
「お茶が、冷めてしまいますよ」
しかしその声に、起こそうという意図は込められていない。冷めた茶は自分で飲んで、彼には新しい茶を淹れればいい。自分がその目を見たいからという理由で相手を起こそうとするなど非道い傲慢のように思われ、自らを恥じた。
そもそも疲れているのだろう、とかく彼には敵が多い。西欧事情は複雑であり、日本にはそれを垣間見る程度しかできないのだが、彼の歴史は同盟前に徹底的に調べ上げた。自国で忙しいはずの彼は、それでも足繁く折に触れては日本の家へと通ってくる。何故だろう。
すらりと伸びた四肢、その腰の高さにまでも違いを思わされる。黒い手袋を取って、上着を脱いで、すっかりくつろいだ風にうたたねをしているのに、何故こうも立ち居振る舞いが上品なのか。粗野な言葉を使おうとも、指の動かし方一つ取ってもどこかで気品が染み出してくる。指の長さを自分と目測で比べて、日本は息を吐いた。
無い物ねだりをしてはいけないのは、わかっておりますが。
とろけるようなこの髪は、夕日に照らされたらどんな色を放つのかが気になった。時差があるので、あまり遅くまで彼が滞在したことはない。今度勇気を出して、泊まっていきませんかと声をかけてみようか。はたまた、そちらのお宅にお邪魔してもいいですかと頼んでみようか。
彼はどんな顔をするだろうか。面倒だなと思われてしまうか。怒ったような顔を見せるのか。あるいは、笑って頷いてくれるのか。
わからない、それ故に知りたくなる。昔からそうだった、何か目の前に難題があれば取り組まずにはいられないし、得体の知れないものがあればどんなものか手を出してみたくなる。知りたいという感情が、昔から日本を支え動かしてきた源なのだ。
知りたいのはイギリスのことなのか、それとも、このまだ名が付かない感情の行く先なのか。それでも分解するように、解体するように、暴いてみたいと思われた。それが隠しておいた方がいいものであったとしても。
この金の髪の変化を、青葉の瞳に映る景色を、白い肌が染まる様子を、ただ見てみたかった。
「あなたを知りたい」
そう口に出したのを最後に、日本は庭へと視線を移した。彼が起きた時に、自然と振る舞えるように。そして、誘い文句を考えるために。

当然、英も日のことを褒め称えてくれると信じている。


「季節が移りゆくように、花は散り、望月は欠けていきます。私のこの想いも、決して永遠であるとは言えません」

「それでも、昨日とは違った私が、今日とは違った私が、日々あなたをお慕いしているであろうことを、お約束したい」

「……せっかくあなたと過ごす日が、昨日と同じではつまらないでしょう?」


「……それで、その二次元の嫁とやらへの愛は」
「永遠です」(きっぱり)
ラスト二行で一気にギャグになれる不思議。
個人的に日本のオタ思考は男性向けに傾いているイメージ。 

学園パロがとてもきらきらしているので他のパロでもいいんじゃないかな!と思った小ネタ。凄く適当なので矛盾は見逃そう。

・現代家族パロ
おかーさんはコスモス・おとーさんはカオス。両親揃って仕事の関係で海外に出発し、かれこれ五年は帰ってきていない。
長男:WOL・大黒柱兼稼ぎ頭担当。若干天然。同僚にガーランド。
次男:クラウド・21歳。稼ぎ手担当。上司にセフィロス。
三男:バッツ・20歳。自由人(フリーター)。こなしたバイトの職種は50を越える。どこに行っても人気者。
四男(便宜上):セシル・20歳。大学生担当。三歳ぐらいのとき、月からうっかり落っこちたところをコスモスに拾われる。月に実の兄ゴルべーザがいて、月と地球の往復資格を取るためにがんばっている。兄とは週一で文通。
五男:フリオニール・19歳(ちょっと捏造)。農学部大学生兼家事兼園芸担当。
長女:ティナ・18歳。おっとり家族の華兼高校生兼家事補佐担当。掃除と洗濯は得意だが(トルネドとフラッド)料理は少し苦手。お菓子作りとふかふかしたものが好き。
六男:スコール・17歳。優等生兼無口担当。予習はするが復習をあまりしないタイプ。振り回され型。
七男(便宜上):ティーダ・17歳。根明兼スポーツ担当。ジェクトの息子だが、スポーツ選手の父があまりにも多忙なため遠縁のコスモス家に引き取られた。父から仕送りは来る。
八男:ジタン・16歳。元気っ子兼バイト高校生担当。尻尾はある。二歳ぐらいのころに捨てられているのを拾われた。拾ってきたのはクラウドとバッツ。捨てたのは兄クジャ。
九男:オニオン・14歳。賢い末っ子担当。優秀な中学生で、ティナ至上主義。

シャントット様はコスモスの姉。見た目小さいけどいくつかは誰も知らない。学者であり研究者。
ガーランド:ライトの同僚。割と真面目に働いている。勤務先は大手企業「コーネリア」。社長は女性。
皇帝:一大コーポレーション「ていこく」の支配者。フリオが憧れている園庭の買収を目論む。
暗闇の雲:コスモス家が通っている小中高一貫校「ガーデン」の保健医。
ゴルベーザ:月の民。行方不明になった弟をようやく見つけたと思ったら地球に馴染んでいた。月と地球の間を往復するにはそれなりの国家資格が必要なので、現在それを習得すべく励んでいる。
エクスデス:みなの憩いの場「次元城公園」の管理人。樹齢云千年の大木を殊の外大事にしている。
ケフカ:コスモス家最寄りのスーパー「ガストラ」の店員。よく仕事中にティナに話しかけては、同僚のレオに怒られている。
セフィロス:「神羅カンパニー」重役。クラウドの直接の上司。部下にザックス。公私の区別をつけすぎている。
アルティミシア:「ガーデン」の校長。校内でペットのグリーヴァを放し飼いにしている。
クジャ:事務所「ジェノム」所属の人気モデル。写真以外の露出は一切無い。幼い頃に親に殺されかけ、ジタンを守るため置き去りにしたことを今では後悔している。今更兄だと言えないので別方向からちょっかいを出し、後でミコトに怒られる日々。
ジェクト:世界的スポーツの超有名選手。多忙。ティーダと対すると親子共に素直になれない。ごくたまに顔を出してティーダで遊んで旅立っていく。
ガブラス:町のおまわりさん。苦労人。

みんな仕事絡みとかで知り合いとか。たまにコスモス家に遊びに押しかけるとか。とりあえずエクスデスとケフカの扱いが非道い。


・何でも屋パロ
世界観色々ごちゃまぜで。所長コスモス、ライバル社カオス陣。
時にカオス陣と協力したりしながらドンパチやるとか。
クラウドが女装するのはお約束。しかし個人的にジタンの女装はいけると思っている。背の低さと年齢の低さと髪の長さと劇団員というスキルのおかげで!クラウドと姉妹というふれこみで潜入調査とかできると思う。女性はティナがいるけど、潜入とか危なそうな任務は周りがやらせないだろう。特にオニオンが。
とりまとめ・指示役のライト、バックアップのフリオ、陽動のオニオン、追跡のセシル、撹乱のバッツ、遠距離と受付担当ティナ、女装と強行班クラウド、作戦補佐と実行のスコール、情報と物を盗むジタン、正面突破のティーダ…これは楽しそうだ。
シャントットは情報屋っぽいな。ガブラスは…用心棒?町の治安を守る側でも面白そう。


Q.全体的にジタン好き過ぎじゃないですか
A.ジタンは俺の嫁ですので。 

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