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グロというか流血というか不幸なのネタ。反転ありませんご注意下さい。
頭が微妙にシリアス路線だったらしく、ぼへーと妄想していたら色々ストーリーができたのですが、途中で何が悲しくて好きなキャラの惨殺シーン事細かに考えているんだろうと我に返ったのでボツにしました。あと自キャラだけじゃ収まらなかったので。
多分「死亡フラグっぽい台詞言って死亡」と「血まみれのロザリー(遺留品)」がやりたかったんだと思います。その後妄想が二転三転して生き返ったので前者の目標は達成ならず。
もの凄くべったべたな話を、ダイジェストで。
「幸せに、なりませんか」
「……知らん」
「方法を、ですか?」
「知らない状態にはなれない」
「そうですか、でも……」
「…………?」
「……いえ、なんでもないです。それじゃ、今日は失礼します、明日から聖堂関連で調査が入っていて……しばらく留守にしますので」
「そうか」
――どうか、あの人の行く先に幸いだけがありますように。
「どうして……あの子を愛してやらなかった!?」
「……なんだ」
「愛でなくてもよかった、少しでもあの子に傾いてくれれば私は……私は……!」
「何の話だ」
「……あの子が、死んだ……」
青髪のプリーストは、鈍く光るものを相手に投げつけた。
鎖が切れたロザリーは、乾き変色した血がこびりついている。
「今日でさようなら、お世話になったね、ありがとう」
「どうしても?」
「ああ、迷惑をかけたくはないからね……あの子も私も、本当にここが好きだったよ」
「何をするつもりですか」
「さあ……革命でも起こそうかな?」
最年少の青年を置いて、調査団は逃げた。船がなければ退路もなくなる。そして教会と国は、青年の冒険者登録と聖堂騎士の所属記録を抹消し、その出来事を「なかったこと」にしようとした。
――帰ってきたのは、腕一本だけだった。
その手に縋るように握られた、十字架と添えて送りつけられた冒険者証だけが彼の身柄を証明していた。
「それじゃあんまりだろうと思ってさ、ちょっくら行ってくることにした。んで……ギルドを脱退……」
「却下」
「ええ!? 迷惑をかけまいとする俺の殊勝な心がけを!」
「人数がいるギルドじゃあるまいし。犯罪するなら別だけど」
「うーむ、国が危険地域としてなんとか交渉できないかと画策している場所に無断で入り込んでいざこざ起こして盗みを働くのを犯罪と言わないなら」
「いいんじゃね」
「……軽いな」
「お前が俺に迷惑かけるようなことがあればさくっと追放するから安心しろ」
「うわお切り捨て宣言」
「ついでにプロのど真ん中でないことないこと言いふらすから」
「やめてー! 俺のイメージが急落するー!!」
「元から元から」
「やかましい……まあいいや、よろしく」
「みんなには?」
「あーえーと……内緒にしといてください」
「よしわかった口止め料でアコデフォたんよろ」
「無理言うな! じゃ、行ってきます」
「良かった……、生きてて、よかった……」
ずび、とローグは鼻を鳴らした。
「生贄とはまた時代錯誤な」
「俺が逃げれば彼女がならなければならないそうです……」
「俺だって、幸せになりたいですよ!」
「……良く言えました。そうとも、人間には生まれついて幸せにならなきゃいけない義務がある」
「……初めて、聞きました」
「そりゃそうだ、俺が今考えた」
正直ここまで盛り上げてバッドエンドだったら予想を裏切るなとちと考えた。二人で生贄とか。よくあるパターンだと助けられる方の目の前で助けに来た方がなぶり殺しとか、祭壇に行くとそこにはすでに冷たい骸が横たわってるとか。
そして片腕にしようか両腕にしようかで真剣に悩みたくはなかった…。
後ボツの理由。
・いくらなんでもキャラの未来が閉ざされすぎだ。
・真面目に書いたらどう見てもR18です。
・デコかっこよすぎ修正しる。
・あやまれ!まだ見ぬ名も無き島とフレイヤ様信徒にあやまれ!