与太話にもほどがある DASHネタ。 忍者ブログ
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夜は某五人組の番組、日テレのDASHスペシャルを見てました。
その中で、T○KIOvs100人刑事という企画がありまして、様々な形で某五人組が元刑事の方が率いる民間からの応募者刑事と対決するというものなのですが、今回のは五人が協力して五体の「アヒル隊長」を巣に帰すというものでした。都内10箇所に設置された巣に、五人は結託してどこから攻めるかとかパスしたりとか囮になったりとか相談して巣に近付き、刑事たちはそれを予測したり五人を捜したりして阻止したら勝ち、という企画です。缶蹴りだと見つかったら缶蹴るまで見つかった人はお休みなのですが、今回のだと一旦刑事に取り押さえられてもペナルティがないのが良かったです。お察しの通りT○KIO結構好きです。
んで、それを見ながら「これをSOS団でやってほしい…!」と思いました。いやあ、みんな一生懸命走ったり持ってる振りしたりシュートしたりパスしたりと、見ていてどきどきするんですよ。
それでこれを協力してやったら楽しいだろうなあと。さすがに100人も集まらないとしても場所は学校で良いし、刑事側には鶴屋さん妹谷口国木田コンピ研にいっそ会長に黄緑さんに阪中に…もう佐々木団も参加しちゃえばいいんじゃないかな!(無理だ)刑事の数が少ないですけども。でも森さん新川さん多丸兄弟では年が…あっいえ森さんがどうとかではなくてですね、あくまでも近い年齢の方がいいかなというだけですはい。でも新川さんが執事スーツのままで「ここから先は通すわけにはまいりませんな」とか言ったら悶えるほど萌えます。
去年のスパークで出した本でもそうだしその部分で感想をいただけて非常に嬉しかったのですが、走るっていう動作が好きです。爽快感というか一生懸命さというか、ひたむきさや生きている実感でしょうか。投げる、とか受け止める、とか動きがあるのも好きです。今の目標は「集中線が見える文章を書く」です。漫画の表現で見てて一番好きなのは集中線かもしれません。
故に、健全な夏の昼間に、校内をかけずり回る高校生(+小学生)というのは想像するに楽しいものがあります。中庭かどこかでアヒル隊長(アヒルのおもちゃなのですが、SOS団なら腕章でもいいかもしれない。若干投げるの大変ですが)持ったまま追いつめられそうになる古泉に頭上から「古泉!」って声がかかって、反射的に放り投げたら窓から顔を出したキョンが笑って走り出すとか、みくるちゃんが転んじゃって手からこぼれたアヒル隊長をすくい上げて走るハルヒが素晴らしいアンダースローで長門にパスして、長門が突進してくる鶴屋さんを華麗に避けてゴールの巣に投げ入れるとか、想像しただけで楽しいです。
こういう体力・技術勝負ではどうしても朝比奈さんが一歩及ばないところがあるのですが、でも彼女はその分幸運の女神になれると思います。キョンが賛美するほどではなくても、確かに幸運と福をもたらしてくれているレベルで。

また同番組で一番好きなコーナーが「DASH村」なんですが(本まで持っている)あれは真剣に凄いと思います。最初は「地図に載せる」が目標だったはずなんですが、だんだん「日本の技術をみんなで実践する」になっています。
もうSOS団村でも作っちゃえばいいよ、と思いますがさすがにそこまでいくと依存しすぎかと思いましたので一夜の夢でもいいです。
適当に書いてみた。
 

九月になっても尚その勢力は欠片も衰えちゃいないんだぜとばかりに照りつけていた太陽は、ここ数日でやっと季節の移り変わりに気付いてくれたらしい。もっとも山間にあるこの土地ではかなり涼しげな風が吹くようにはなっていたのだが。それでも秋冬はちゃんと冷えてもらわないと農作物にも影響が出る。
畑の手入れを終えて役場に戻る俺は、帽子をかぶって首からタオルを提げた古泉と連れ立って歩いている。
「今年は順調でなによりですね」
「そうだな、このまま台風も来ないとありがたいんだが」
「霜が降りる前に収穫をしなければなりませんね」
落ちてきた汗を軽くタオルで拭う姿が様になる男ってのは嫌味だね。俺と同じような格好をしているくせに、都会的イケメンの趣が全く消えていないのが不思議でならない。
あぜ道はそう長くない、割とすぐに山羊小屋で騒いでいるハルヒの声が聞こえてきた。掃除をしてやっているのだか山羊と遊んでやっているのだかわからんな。最近作った屋根の上の牧草地では、一番若い子山羊が母山羊と一緒に草をはんでいた。
縁側では長門が、障子に和紙でできた花を貼り付けているのが見えた。穴を修繕しているのだが、その技術は近所に邸宅を構える鶴屋さんから習ったらしい。その手から障子へと咲く場所を変える花の元は、俺たちが木から育てた和紙でできている。さすがに二回目のチャレンジとはいかなかったが。
その長門に茶を差し入れようと出てきた朝比奈さんが、こちらに気が付いて手を振ってくださった。俺と古泉もそれに手を振り返し、朝比奈さんが追加の湯飲みを取りに行っている間にわき水を引いている外の水洗い場で手を洗う。長門は糊がついた刷毛を糊皿の上に丁重に置き、ハルヒを呼びに行ったようだった。
古泉と二人縁側に行けば、盆の上には長門の湯飲み(これも向こうに見える手作りのかまどで各々焼いたものだ。長門とハルヒの湯飲みはお前らどう見ても男用だろうと言いたいぐらいにでかく、朝比奈さんはほとんど一口サイズだが一番絵柄が可愛らしく、俺と古泉のは穴が空いていないだけマシという出来だった。理由? 俺たちのが実験台で最初に焼かれたからさ)とお茶請けのお新香がちょこんと載っていた。これも夏に採れた野菜を漬けたものだ。
俺は古泉と顔を見合わせて、何故か笑った。古泉も首を傾げながらもとにかく楽しそうな笑顔になったので、まあいいとしよう。
向こうから、呼びに行ったのは長門のはずなのにハルヒが長門を引きずって歩いてくる。今度は盆に四人分の茶を持ってきた朝比奈さんは、二人の姿を見て花もほころぶ笑みを落とした。
ハルヒが今度は茶畑の作成に取りかかるとか言いかねんな、と考えながらも俺は縁側に腰を下ろして、少しだけ周りの風景を見渡した。
ああ、今日も村は平和そのものだ。 

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