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見上げてみれば、空はいっそ嫌味なほどに澄み渡っていた。雲の欠片も浮かんではいない。どっかの微笑み王子がこれまた嫌味なほど決まっているスマイルとともに放射冷却がどうのこうの、と言っていたのを思い出してますます寒くなり、首をすくめた。
この年の瀬にそんなに気合いを入れて晴れんでもいいのに、と考えちまうのは今日どうせ掃除しかしないだろうという悲哀からかね。
去年は雪山で遭難したり推理ゲームに興じてみたりと盛りだくさんな年末だったが、流石に今年はハルヒもスイスに行きたいだなどとは言いださなかった。夏の合宿で満足したのか三年生に配慮したのかどうかは定かじゃないが。
そんなハルヒが今回企画したのが大掃除大会、だった。
これがまだ一年お世話になった溜り場、部室を掃除するなら解るが、あいにくあの部屋は数日前すでにすす払いを済ませている。
ならば会場となるのはどこかといえば、鶴屋さんのお宅だという。
しかしながらあの広大な鶴屋さんの邸宅には当然それを日々管理しているだろう本職の方々がいるに違いなく、我々素人が押し掛け掃除などしたところで邪魔になるに相違ない、と述べた俺の主張は当の鶴屋さんによって退けられた。
なんでも、鶴屋さんの家は市内に別邸(!)を所有しており、そちらは管理人はいるが必要な時しか大がかりな掃除はしないのでそちらを掃除してもらえばちょうどいいとのことだ。……俺などには鶴屋家の総資産がいかほどあるか皆目見当もつきません。
もちろんそんなことは鶴屋さんと打ち合せ済みだったハルヒは勝ち誇った顔をしていたね。いつかぎゃふんと言わせてみたいものだが、来年どころか今世紀中も無理だろう。
そして一種の様式美の如く残りメンバー三人が否定の意を示すわけもなく(長門は無言、ただしその小さな手にはハルヒから渡されたと思しき『家庭の掃除百選』と題された、普段のものから比べれば薄い本があった。朝比奈さんは少しばかり目を輝かせていたから、鶴屋さんの別邸に興味があるのかもしれない。無理もない、俺から見てもかなりな歴史的建造物だろうからな。古泉に至っては、もうそろそろそれは地なんじゃないかと言いたくなるような笑みとともに「一年の最後に人の役に立つというのもいいことではありませんか。掃除することによって自分の汚れも落とせるとも考えられていたようですし」などとコメントした。ならばこいつの部屋を大掃除したらどれだけ心がきれいになるんだろうな?)、かくして今年の大晦日のSOS団のスケジュールはつつがなく埋まったのだった。使いっぱしり約一名の心は納得していないが。
さらに掃除後は年越しソバ早食い大会なるものが予定されており、間違いなく今年の年越しも見慣れた面子で行うことになるんだろう。それに関しては俺に否やはない。ハルヒも内心楽しみなんだろうさ。そのくせ雪国に行こうとしないのは、あいつの自分的ルールによるものなのかもな。同じことを繰り返すというのは涼宮ハルヒにとって忌避すべきものらしいしさ。
俺としては未だ、自室の掃除を早めに終わらせてまで人様の家の掃除を行うことについて折り合いが付いていなかったりするのだが。年越し風景に文句がないのとはまた別次元なのである。
兄として妹に手本を見せなきゃならんため、自室の掃除は終わっている。母親だの妹だのに見られたくない物もあるしな……。
まあともかく、縁側だの風呂場だのの寒い場所を担当させられる心構えはしとかなきゃならんだろうな。ハルヒが俺に押し付けようとするのは見えているし、そうでなくとも朝比奈さんを凍えさせるわけにはいかん。長門はひょっとしたら体感温度の調節のような器用な真似ができるのかもしれんが、そういう問題じゃない。古泉は……まあ、なんだ、年末ぐらい労ってやってもいいだろ。どうせ年明け後にこき使ってやる予定なんだ。
誰に対してだか解らん言い訳をしつつ、多少急いで足を進める。
前方に見えてきた、実に見慣れた後ろ頭の持ち主を捕まえて答えの解りきった問い掛けをしなくちゃならんからな。
「自分の掃除は終わったのか?」
ってな。
確実に発表時期を逸している。
※全編ネタバレです。新八贔屓です。
本日アニメ(ハードボイルド後半)
一言で言うと、なんか新八が限界に追い込まれて銀さんがそこに覆い被さった上「つれねーなぁ新八ィ」とか甘えた声で囁き、全力で運動を強いられた後ひげ面のおっさんに押し倒されて狐に手を差し伸べたところに熱い体液頬にかけられてました。
事実です。正直声優さんは凄いなと思いました。
……凄いアニメだな!
今週は笑いと萌えとシリアスが混じり合ってどうしようかと思いました。先週屋台の旦那が超ハードボイルドだったところが凄く好きでした。親父めっさ乾いてるよ!でも裏には人情みっちりだよ!狐凄い好きです。
来週からミツバ編ですな。やっぱ二週構成でしょうかね。
DSゲーム(銀玉くえすと)
ちまちまこつこつやってます。二周プレイもできるらしいのですが、敵が強くなるらしいので一週目でレベル上げ中です。万事屋三人がレベル50、真選組が40、あとほとんど一桁です。戦闘メンバーにはいってなくても行動を共にしている(ステータスが見れる)状態なら経験値入るんですが、そうでもなきゃレベル上がらないわけで。今柳生編突入直前なので万事屋+真選組の六人で行動してます。早くもステータスカンストし始めました。(最大99)なんか土方さんが異様にバランスいいというかステータス高いです。使ってませんが。
結構面白いです、攻撃がほとんど消耗品なのが貧乏性な私には辛いところですが。無限攻撃(要するに普通の「たたかう」)もあるんですが、毎回選べる攻撃方法(これが銀玉)がランダムで三種のみなので都合良く出てくるとは限りません。
転職して外見が変わると顔グラが一種類になるのが残念ですね。でもパー子さんのやられイラストは色っぽい。新八のイラストもはだけている。なんだあの肌色三角形。誘ってんのか。
声もかなり入ってますし、各キャラの戦闘中の台詞が山のようにあります。声で読み上げてなくても楽しいもんです。
また、?玉というランダムで発動する攻撃がありまして、敵専用とか他人専用の攻撃も出せるんですが、それで銀さんが新八の銀玉使ったりだとか新八が銀さんの凄くかっこいい攻撃使ったりとかでちょっとときめきます。神楽がサド丸22号をけしかけたりするんだぜ。
で、ストーリー関連。
基本紅桜編と柳生編で構成されてるんですが、全体的に銀さんが万事屋好きになってます。怪我した身を押して先走った新八と神楽を説教するために艦に乗り込んじゃいます。ちなみに神楽+新八+エリザベスのPTで高杉一派と戦うイベントがあるんですが、勝っても負けても展開変わりません。意地で勝つと、負け惜しみ言われます。
仁蔵が出てくると、ちゃんと戦闘前に新八と神楽に声かけてくれます。勝つと暴走した紅桜仁蔵と対戦になるんですが、その際「なんすかあれ!」みたいな反応の新八に「……気ぃ抜くんじゃねーぞ、新八」と言ってから戦闘に入ります。誰このかっこいい人。
ちなみにここ、船室に捕らわれてた新八と神楽とエリーを助けてくれた九ちゃんもいます。九ちゃんは(お妙さんのために)新八を助けにきて侍がどーとかとコメントしていたのですが、仁蔵がもう化け物じゃんこいつどーすんだという段階になって新八が「宇宙一バカな侍はなぁ、宇宙一あきらめの悪い侍でもあるんだよコノヤロー!」と叫びます。それを聞いて君は侍だとか言って帰っていきます。この人ゲーム内だとお妙さんのことしか考えてないように見えるし、新八のこと義弟と呼んでみたりで、なんか近藤さんと被ります。
柳生編はもう導入からトキメキです。銀さんのためにジャンプを買って帰る(しかもそれを桂に言ったらしい)新八と、万事屋にいない新八に道草するような不良に育てた覚えはねーぞと愚痴る銀さんとか。それを呆れて見てる神楽とか。
で、なんか色々あって、「しゃーねーな、他ならぬ新八の頼みだ」とか言っちゃう銀さんとか、九ちゃんに決闘申し込んじゃった新八とか。負けバトルなんですが、レベル上げれば勝てるってことだったんでがんばってレベル上げました。勝ちました。そしたら弱すぎるから手加減したんだとか言われてました。えええこっちレベル30あるんですけどぉ!
そしたら銀さんが、新八のことを確かに弱い、とか言いつつも!
「それでも こいつは侍だ それを俺はよく知ってる」
とか言ってくれちゃうわけで!(感動で携帯で撮った)
原作通りの「テメーがこいつを語るな」もちゃんとありましたしね!ただしこちらは原作より前倒しに。
その後九ちゃんと行ってしまうお妙さんを見送るしかなかった新八にも、「終わりはしねーよ、お前が侍であるかぎり」とか言っちゃってくれます。もうこれ新八惚れたんじゃね?惚れ直してね?
その後一人柳生道場に向かおうとする新八の元に集結する六人の侍!ってとこでストーリーは止まってます。サッカー見ながらひたすらレベル上げてました。
とりあえず銀さんがかっこいいゲームです。アレ?
サイドストーリーモードも23話ほどありまして、そのうちの一つでも定春のビーフジャーキーを食べちゃったと発覚した銀さんに「あれは神楽ちゃんが定春にって買ったおやつなんですよ!」「ペットのものを横取りするからです」などと萌え台詞を。この話、神楽と新八の二人で銀さんをお仕置きするんですが、ワンターンで瞬殺しました…精神攻撃強い。
一緒にVジャンプの攻略本も買ったんですが、それによるとストーリーモード一度クリアするとお妙さんの誕生日を二人で祝おうとする新八と九ちゃんという話もあるそうです。なんだそのほのぼの萌え。その話、どーも新八が手製のケーキ作るっぽいんですが。さてここで問題です。
そのケーキは
1.新八が全部一人で作った
2.銀さんに手伝ってもらった
3.銀さんに手取り足取り腰取り教わって作った
さあどれだ!
ただいまアルよー、という高い声と、どすどすと大きな足音を聞いて、新八は見ていたテレビから廊下へと視線を移した。
「お帰り、神楽ちゃんに定春……ってうわ」
手に持っていた湯飲みを机に置き、慌てて立ち上がる。
「新八ぃ、定春がなんだかトゲトゲネ。触れるものみな傷つけそうな勢いアル。どうにかするヨロシ」
「どこで遊んできたの……」
定春の無惨な様子と、何故か偉そうな神楽を見て新八がため息を吐く。定春の白い体毛には、所々に黒くて細長い植物の種が引っかかっていた。
「なんか引っ張っても取れないネ。ぶちっとやったら定春の毛までぶちっといったヨ」
「ああなるほど、この部分は神楽ちゃんの仕業か」
その通り『ぶちっと』やったのだろう、首の下あたりの毛が十円ハゲに似た様相でなくなっている。わぉん、と定春がどことなく悲しげに鳴いた。
「うーん……ブラッシングで取れるかなあ」
ぶつぶつと言いながら一旦引っ込んだ新八は、手にブラシを持って廊下に出てきた。こっちでやろうと居間を指すので、定春と神楽も着いていく。ブラシは定春専用のではあるが、犬用とかの洒落たものではない。以前神楽のぼさぼさ頭と古びたブラシを目撃して同情したらしいお登勢から新しいブラシが万事屋にやってきて、用済みになったブラシはしばらく銀時の頭を梳かしていたのだが、定春の抜け毛が酷かった時期あたりから定春のブラシになった。
「これは種なんだよ」
もつれる毛になんとかブラシを通し、抜けてしまった毛についてきた黒い元凶を神楽に手渡す。普段なら定春の巨体にもたれかかる神楽だったが、流石に今日は新八の横で作業を見ていた。
「種? なんで定春にひっつくアルか」
「なるべく遠くまで運んでもらいたいから、ひっつくようになったんだよ」
首周りを何度も何度も梳かすと、どうにか種は少なくなった。居間の床に、白い毛と混じって落ちている。後で掃除機かけないとな、と思いながら新八は体の側面に手を伸ばした。定春は大人しくその場にうずくまっている。
「運んでもらってどうするアル、ご飯食べに行くわけでもないのに」
「遠くで花を咲かせたいんじゃないかな」
丹念に手を動かす。時折定春が痛そうに鳴いたが、暴れ出すことはなかった。
「でもここじゃ意味ないネ」
神楽は手で弄んでいた種を床に落ちている仲間たちの元へと投げ捨てた。
そうだね、と新八が頷く。
「こんなところに根を下ろされたら困るしなあ」
外、恐らく河原だろう場所に生えている草にさえこう困らされているのだから、家の中にも生えたらたまらない。土もないところに生えるかどうかは疑問だが。
「後でどっか蒔きに行ってやるアル」
じゃかじゃかと床の種をかき集め、神楽はにっと笑った。つられて新八も少し笑う。
「定春の毛と分けるのは神楽ちゃんがやってね」
「んだよ使えねーなダメガネが」
「はいはい、僕はこっちで忙しいから」
悪態を付く神楽を軽くあしらって、伸ばされた前足に取りかかる。草の本体ごと着いてきているのを見つけて、おいおいとため息を吐いた。
「そうだ、しばらく家の中裸足で歩いちゃダメだよ」
「どうしてアルか、ついに私のくるぶしに欲情する年になったアルか」
「そんな年にはならないから。結構これ、刺さると痛いんだよね」
どっかに落ちてるかも、と言った矢先に、いってえぇぇぇぇぇぇ!とずっと厠に篭もっていた上司の声が響いた。
ね、と新八が笑いかけると、神楽もししし、と笑った。
「ちょっ新八ぃ! 神楽ぁ! なにこれなにこれ、なんかのトラップ!? なんかざくぅきたんだけどざくぅって! 足の裏大丈夫かコレ、骨一本増えたんじゃね!?」
騒ぐダメ男は神楽が帰ってきていることには気が付いていたらしい。全く情けない人だね、と黒色と桃色の二人は顔を見合わせて笑った。白色の一匹が、わん、と賛同するように吠える。
End.
下と新八の対応の違いに笑った。
「ぱっつぁん、新聞取って」
「はいはい……って銀さん、いつからそんな呼び方覚えたんですか」
「んぁ? 別にいーじゃねえか、細けえこと気にすんなよ」
「まあそうですけどね」
「…………」
「…………」
「新ちゃん、お茶」
「あんたたまには自分で動けよ……」
「いやあ、それも助手の勤めでしょう、新八くん」
「いちいち呼ぶなうざい」
「ちょっ、ひどっ! 酷いよ志村弟! 銀さん泣くよ!」
「泣け。つーか白衣と眼鏡コス時の呼び方すんな」
「うん、そういう発言は自重しようね」
「あんたもな」
「……新八ぃ」
「なんすか」
「ほら、俺としては、なんだ、こう、色々あってな、まあなんか考えてないようで俺の紫色の脳細胞は着々と動いてるわけであって」
「糖まみれの脳みそは役に立つんですか? ていうかそれ腐ってないか紫って」
「糖舐めんなああああ! いいか糖分ってもんはアレだぞアレ、すぐにエネルギーになってその上貯蓄もできるという」
「ああ、体の中に貯めておけるならいちいち摂取する必要もありませんね」
「アレ、銀さん自爆した? 何? これ墓穴?」
「で? 何を考えたってんです」
「ああ、なんだほら、前神楽がぱっつぁんて呼んでただろ」
「ええ、確かに」
「ずるいじゃん」
「……はぁ?」
「神楽だけが呼ぶ呼び方あるのって、ずるいだろ」
「……すいません今僕の灰色の脳細胞が活動を拒否しました」
「再起動しろ」
「…………つまり、だからたまに新ちゃんだの姉上の真似をしたり、わざわざ変な感じで呼んでみたりしてると?」
「そーだ」
「馬鹿じゃないのか」
「この眼鏡、あっさり切って捨てやがった! あーひどーいーなー、銀さん泣いちゃうなー!」
「だから泣けよ。で? 用件は何ですか銀さん」
「へ?」
「突然そんなこと言い出して、本当は他に言いたいことあるんじゃないですか」
「うーわ……眼鏡のくせに察し早いよ、眼鏡なのに。全力眼鏡少年なのに」
「眼鏡関係ねえよ!」
「うん、だからぁ……新八はずるいと思わない?」
「何をですか」
「ほら、なんか気分を変えて、銀時(ハートマーク)とかで呼んでみたいと思わない?」
「ないです。特にそのハートマークがあり得ない」
「なんだよ! ちょっとした変化でマンネリを回避しようとする俺の崇高な試みを一瞬で打破すんな! 打破されるのは眠気だけで充分なんだよ!」
「うっさい天パ。糖尿。給料寄こせ坂田」
「違う! 俺が求めてるのはそんなんじゃありませんー! それとさりげに悪口混ぜるの止めてくんない!? 俺まだ予備軍だから、糖尿じゃないから!」
「すでに確定された未来みたいなもんじゃないすか、嫌だったら節制しろって何回言わせるんだ銀時このやろー働けダメ社長」
「確定されてねええええっ! 常に未来は希望に満ちているのが少年漫画ってもんだろうが!……って、あれ?」
「……なんですか」
「今言ったよねえ、銀時って言ったよね、ねえ」
「さあ」
「思いっきり顔逸らしても無駄だからね新八くん」
「記憶にございません」
「政治家みたいなごまかし方すんなっつの。なあ、面と向かって言うの恥ずかしかったから勢いに紛れて言ったわけ? なあそうなの?」
「……知りません」
「先生、顔赤くして言っても説得力ないです」
「知らねーっつってんでしょうがあ! あんたなんか銀さんで充分です、金輪際呼びません」
「言ったって認めてんじゃん」
「うるさい」
永遠に喋っていそうだ。
銀さんが風邪を引く回(通称グラさんの回)は最高だと思う。
いちいち銀さんと比較する新八とか、かっこいいグラさんとか、おかゆ作る新八とか、襖の隙間から見守る銀さんとか、ぱっつぁんとか、ラストの逆川の字とか!
どしゃっ、とスーパーのビニール袋が地面に落ちた。もちろん、中にこれでもかと詰め込まれた食材と共に、だ。
あーっ、とでかい声で眼鏡の少年が叫ぶ。
「ちょっ、あんたこれどーしてくれるんですか! これ今月最後の食材だったんですよ! これで一週間保たせないとうちは飢え死にするんですよコルァァァァァァァ!」
「んなもん奴らに言いなせェ」
薄い色の髪をした、真選組の制服がしっくりと馴染む青年は抜き身の真剣を提げたまま対照的にテンションの低い声音で返す。
てめぇら舐めてんのか、と叫んだ浪人が襲いかかってくるのは自明の理だった。
事の始まりはタイムセールの帰りだった眼鏡の新八が、見廻りの最中だった真選組の沖田と出会ったことにある。尤も、沖田は半分さぼりだったが。
ばったりと遭遇して、知らぬ仲でもないので多少立ち話をして、新八がお仕事は、と聞くと自主的に見廻りルートを変えてみたら一緒にいたはずの隊士とはぐれた、と沖田が答え、それわざとじゃないのかと冷たい目をして、それならそろそろ行った方が、と言いかけた刹那だった。
「真選組一番隊隊長、沖田総悟とお見受けする」
などという月並みな台詞を伴って、攘夷浪士と思しき連中に囲まれたのは。
それから幕府の狗め、とこれまた月並みな言葉を発しながら飛びかかってきた一人を沖田は咄嗟に避わし、とばっちりを受けないように慌てて下がりかけた新八にぶつかった。その結果買い物袋が落ちて、冒頭へと繋がる。
「大体この人たちあんたに用があるんでしょうが! なんで僕まで巻き込まれてんのぉ!?」
「あちらはあんたが無関係だとは思ってくれてなさそうですぜィ。まあ諦めて大人しく冥土へ行っちまったほうが楽かもなァ」
「なに人を勝手に殺してんだあああ! あんたそれでも警察か!」
新八は口で文句を言いながらも、違うと言ってもわかってもらえないことは重々承知していた。よって、たまたま持っていた木刀を持って応戦に当たっている。実際沖田に手助けなどいらないだろうが、こうでもしなければ自分の身が危ない。
沖田の方に向かっている浪人の方が圧倒的に多いので、こちらはすぐに死ぬというような切羽詰まったものでもない。横薙ぎに来た刀身を体の横に立てた木刀で受け止めると、がっ、と鈍い音がして止まった。そのまま相手の手首を強かに叩く。取り落とされた刀を蹴り飛ばし、側頭部を容赦なく打ちつけた。
なるほど、と自分は常に三人以上の敵を相手にしても余裕がある沖田は頷く。視線は時折新八の方へと注がれている。
際だった強さはない。
だがそれは沖田本人や環境、新八の周りの環境から見ればの話だ。道場の跡取りというのもまあ頷ける、正統な道場剣術は一通りこなしているらしい身のこなし。そういえば、凄まじい剣客と謳われた柳生家の先代の皿を割ったのもこの少年だった。そのほとんどがお膳立てをした万事屋の主のおかげであったとはいえ。
この程度の腕ならば、雑魚相手ならそう気にすることはない。だからあの旦那も連れて歩けるのかと妙に感心した。
例えば隊士と与させても、一人相手ならまあ勝てるんじゃなかろうかという腕前だ。真剣では駄目だろうが。
そして、と沖田は目の前の敵を袈裟懸けにしてから目を凝らす。
確かに基本は道場剣術だが、ところどころが違う。沖田自身もしないような動きだが、どこかにでたらめな節のあるそれはあの銀色の男に酷似していた。そこに銀の影を見たような気がして、ふ、と沖田は息を漏らす。
「とんでもねぇマーキングしやがる」
どこの獣ですかい旦那ァ、と今はいない銀の男に問いかけると、ぴしりとした殺気を感じた気がした。
「っだああ、疲れた……」
「眼鏡のくせによくやりますねィ、俺ァさっさと逃げて誰か呼んでくるもんだとばかり」
「その手があったか! なんで教えてくれないんすか!」
「……普通気づきますぜィ」
ごろごろと横たわる攘夷浪士の、三分の一にはまだ息があった。これで残党も聞き出せるかね、と沖田は口に出さずに思う。普段はほとんどその場で死んでしまうので、よく気にくわない上司に怒られるのだ。
屯所への連絡は済んでいる。誰かが通報したらしく、すでに人出はこちらに向かっているとのことだ。
「まぁ一応感謝の意は伝えておきますぜィ」
「欠片も感謝してなさそうですが。……別にいいですよ、沖田さん一人だって楽勝だったでしょう」
ぶすっとした新八は疲れているのだろう、声にどことなく張りがない。
「そりゃそうですがねィ」
「そーでしょ。ってことで」
新八は黙って右手を差し出した。沖田は首を傾げる。
「食材弁償してください」
「……明日は明日の風が吹きまさァ。天変地異でも起きて依頼がくるかもしれねーぜ?」
「うちの依頼は天変地異レベルの確率かよチクショー。そんなもんに縋ってるほどうちには余裕がないんです。買いだめした米しかねーよ」
「米がありゃなんとかなりまさァ」
「ならねーよ! 神楽ちゃんだって流石にたくあんとかふりかけとかは要求してくんだよおおおお!」
「勝手に腹減らしとけィ……って、ちょい待った」
沖田は思案するような顔をした。なんすか、と今度は新八が首を傾げる。
「するってぇと、これは万事屋の食料で?」
「? そうですよ」
全く当然の事じゃないかという顔をする新八に、多少なりとも突っ込みたい気持ちが芽生えた。
――あんたのうちはいつから万事屋になったんですかィ。
だが何故か口に出す直前で諦め、沖田は新八が落とした袋を拾い上げた。なんとか乱闘で踏まれはしなかったらしいが、はみ出たネギが無惨に路上に落ちている。ネギは何故か二つに折れていた。他にもいくつか散乱していて、なかなか悲惨である。
「まあ、中身確認しなせィ」
ばっと飛びついた新八が中身をチェックする。血の臭いが漂う場で平然としていられるのだから、なかなかに図太い。
「うわ、豆腐が崩れちゃってる……せっかくのセール品が、ってああ! 袋破れてるし!」
「ネギは折れてますしねィ」
「ネギは最初から折ってあるんです、袋から飛び出さないように! ああどうしよう、本気で! いっそその人たちの懐漁るか!」
「警官の前で堂々と犯罪予告たァいい度胸だねィ」
「うるさい元凶」
やれやれ、と沖田が肩をすくめ、いくらかだったら弁償してもいいか、などという実に珍しい、それこそ天変地異レベルの感情を起こした時だった。
「よー、新八ぃ。何やってんだ」
「あ、銀さん」
着流しを着崩した銀色の髪をした男が、のんびりと歩いてきている。やる気の無さそうな顔つき、死んだ魚の目。普段通りのそれが、沖田をとらえて瞬間冷凍された。
「よう旦那ァ、ちと新八くんに公務の邪魔されてましてねィ」
「しれっと嘘を吐くなあああ! 僕があんたに巻き込まれたんでしょうが!」
気が付かない振りをして嘘を吐く。予想通り噛みついてきた新八に満足して銀時を見ると、ぼりぼりと頭を掻いている。
「あー……あんまりそういうことしないでくれる、沖田くん」
「不可抗力でさァ」
「まあ不可抗力っちゃそうですけど」
ぶちぶちと言う新八には、銀時の目は見えていないのだろう。
「このままいると面倒なことになりそうだな、帰るぞ、新八くーん」
「あ、実は、買い物が」
しょぼくれた顔で袋を指さすと、銀時もそれを見てあー、と気の抜けた音を出した。
「んー、しゃーねえ」
銀時は懐を探ると、珍しくも厚みのある財布を取り出した。
「ほれ、買ってこい」
その中から数枚の札を渡され、仰天した新八はそれをまじまじと見る。
「あ、あんた……どーしたんすか、なんか悪いものでも食ったんじゃ」
「銀さんをなんだと思ってんだ。ほれ、パチンコで大勝ちしたんだよ。ったくよお、こっそりパフェでも十杯ぐらい食おうと思ってたのによ」
「そんなにはありません。てかこっそり食う量じゃねええ!」
「まあまあ。ほれ、行かなくていいのか? セール終わっちまうぜ」
「あ、そうでした」
セールの一言にあっさりと言葉の矛を収め、新八は破れた袋を手に取った。それを銀時が横からかっさらい、ぱちぱちと瞬きをした新八はありがとうございます、と笑んだ。
「じゃあ沖田さん、邪魔してすみませんでした。怪我が無くてよかったです」
「あ? あァ、あんたもですぜィ」
「ありがとうございます。じゃあ、また」
軽く頭を下げて、新八は小走りで去っていった。大江戸ストアまではそんなに遠くはない。残されたのは色味こそ違えど薄い髪色の男が二人。
「……旦那ァ、あんたいつから見てたんで?」
「さあて、なんのことやら」
「とぼけんでくだせェ、自分に向けられた殺気間違えるほどふぬけちゃいませんぜ」
ふう、と銀時はため息を吐く。
「たまたま乱闘シーンに遭遇したんだよ、まあ大丈夫そうだったからほっといた」
「そりゃまた珍しい」
あんたもっと過保護だと思ってやした、と言えば、過保護だよ俺ぁ、と返事が返ってきた。黒いブーツのつま先でその辺に転がっている浪人の脇腹を蹴り上げる。
「見守るってのは慣れなくていけねーや」
「しかもかっこつけて金まで渡しちまいやしたからねェ、しばらく夜遊びも行けないんじゃないですかィ?」
「さてね」
そんときゃそんときだ、と嘯いてみせる男の唇の、両端は上がっている。全て計画通りとでも言いたげな横顔が、なんとなく沖田は気に入らなかった。
「じゃーな」
そう手を振って、片手で破れた袋を提げたまま銀時は歩き出した。先程新八が歩いていった方向だ。
全く嫌になりまさァ、とため息を吐く。
「旦那ァ」
呼びかけに銀時は振り返らなかったが、足を止めた。
「今度お詫びの品と弁償金持って伺いますぜィ」
「そーかい」
結局振り返らないまま、ひらひらともう一度手を振って銀時は今度こそ去っていった。いやに遅かったと感じるパトカーの、耳慣れたサイレンの音が代わりに近付いてくる。
これからの事後処理の煩わしさと、その後のお宅訪問の楽しさを思い浮かべて、沖田は息を漏らした。
End.
長い。銀新と沖新は銀魂の萌えカプです。大抵波が交互に来て、今は銀新。ちなみに次点が神新。アレ?万事屋万歳。
新八ぃ、と情けない声で銀時は顔を出した。
なんですかと答えて顔を上げた新八は、その手に排水溝の蓋があることに気が付いてぎょっとする。
「ちょ、持ってこないでくださいよ」
「これがさぁ、あれだよあれ、上手く流れないっつーかなんつーの? 人生大河ほど上手くいかないみたいな?」
「言っときますけど全然上手くないです」
新八は見ていた雑誌をぱたんと閉じて立ち上がり、台所へと移動した。その後ろを銀時はのそのそとついてきて、手に持っていた濡れた蓋をべちりとシンクに落とす。
今日は皿洗ってやるよとどんな気まぐれか申し出てきたので、新八はありがたく頼んだ。最後に自分が台所の水回りを掃除したのがいつかをすっかり忘れていたのだ。なにせ、新八は病院から退院してきたばかりである。どっかの誰かさんたちは車にはねられようと斬られようと病院にかからなくてもどうにかなる安上がりの体をしているが、若干十六の上ごく普通の地球人の新八はそうもいかない。
もうほとんど治っているから退院してきたのだが、多少気にしてくれてはいるのかそれともただ単に当番の日だったからなのか、出勤した時にはすでに銀時は起き出していて朝食を作っていた。
そのままの流れで皿洗いまで頼んだのだが。
「あー……これ駄目っすよ銀さん、ちゃんと取って洗わないと」
ずるりと引きずり出すと、排水溝の中、水切りネットがかけてある元は銀色だった筒が出てきた。それは赤茶けた得体の知れないどろどろしたものにまみれていて、銀時がぎゃっと首をすくめた。
この上司はこれだから、と新八は苦笑する。
小器用なせいもあって何でも出来るのだが、表面が上手く収まってりゃいいや、みたいな適当なところがある。というか、普段の適当さが現れていると言った方が適切であるやもしれない。
例えば台所のシンクなら見えるところが現れていれば満足し、風呂場も同じだ。以前は風呂に入ったかと思ったら水が流れません、とびしょぬれの状態で情けなく助けを求めてきた。やっぱり排水溝がつまっていた。
「残りはやっときますよ、ここまでありがとうございました」
「あー……いや、その、うん」
「なんすか」
そんなに皿洗いがしたかったのかと上司の顔を仰ぎ見ると、濡れた手でがしがしとふわふわの頭を掻いている。
「ああもう、ちゃんと手拭いてください」
布巾を差し出すと大人しく手を拭く。その様子が何だか可笑しくて、新八は遠慮無く笑った。
「全く、僕はあんたのお母さんですか」
そう言うと、え、と銀時は目を丸くした。あ外したかな、と新八は取り繕う笑みを浮かべる。
「すみません、失礼しました。そりゃ僕が母親じゃいやですよね」
そもそも年齢が違う。どちらかといえば銀時が兄とか父ポジションに収まるべきだろう。さらにいえば自分は男である。
「いやあ、そんなんじゃなくて」
なんとなくきょとんとした銀時の、目が死んでいないような錯覚を覚えて新八は思わずその顔をまじまじと見た。
「新八は俺の奥さんでしょう」
そしてそのまま遠慮無くふきだした。
「なっ、なんすかそれ、ないからマジないから」
「えー、結構真剣よ? 銀さん」
「僕男ですし」
「うん、だから奥さん的なもので」
「的ってなんだああああ!」
大きく突っ込むと、銀時はまた頭を掻いた。
「まああれですよ、わかってないようだから言いますが」
仕切り直した銀時を新八は注目する。
「プロポーズのつもりなんですよ、あくまで」
流石に今度はふけなかった。
ぱくぱくと言葉を出し損ねて、新八は一つ深呼吸をする。
「じゅっ……順序ってもんがあるでしょう」
しかし出た言葉は、なんかこれ違くね?あれ?と自問するようなものだった。案の定目の前の天パはにやりと笑って。
「じゃー順序を踏めばいいわけね?」
「いや、そういうわけでは」
「侍に二言はないんじゃないの、新八くーん」
その揶揄する笑みが憎らしかった。なんなんだこの大人は!と怒鳴りそうになって止める。
今までよりも厄介なものに捕まったのだと、新八が理解するにはまだ少々の時間を要することになる。
「……銀ちゃん」
「あんだよ、神楽」
「銀ちゃん柄にもなく新八がいない間寂しかったアルな」
「なっ、ななな何言ってんですか銀さんそんなことありまっせーん」
「慌てて手出しとこうと思ったのバレバレアル」
「何言っちゃってんの神楽さあああああん!?」
「新八には黙っといてやるアルよ」
「うんわかった、その手は何かなー」
「工場長には何よりも酢昆布が似合うネ」
「……かしこまりました献上させて頂きます」
したたかな子どもは銀時そっくりにによんと笑った。
なんとなく私が書く古キョンというのは、「古泉を許すキョン」と「キョンに救われる古泉」でできていそうだと思います。そして気が付くとややヘタレにこやか攻め×ぼやき流され受けになってる気がします。共通点・どちらもベタ惚れ。
本日まとめて更新したのは、ほらあれです、薄暗い話もド甘い話と紛れてしまえという小細工です。この後は蛇足です。あ、ネタバレです。
「トマトリゾット」
実際に昼食にトマトリゾットを作ってうわ、と思ったのは私です。その後母親に「こういうのは自分で味調整するのよー」と笑われました。いやー微妙な味でした。
そして食べながらぶつぶつ妄想した文章をつれづれ行くままに書いてたらあんなに甘い話になりました。不思議ですね。
「タイムリミットは15分」
こちらは友人提供の元ネタがあります。スパークの時でした、彼女の携帯は電池の調子が悪く、15分以上連続使用すると電源が落ちるという状態になっていました。そこで盛り上がってじゃあネタに!という話になったので書いてみました。
会場ではキョンの携帯が壊れているという話にしようかと思いましたが、いまいちスムーズに行かなかったので外出先に変更。そうしたら古泉登場がとても楽だったので良かった。家にいるときではあのオチはできまい。
「愛なる称名」
かわいらしい女性陣の陰でとても恥ずかしいバカップルの話です。はっ、ゆきりんといっちゃんの会話がなかった…!
あだ名はドラマCD「サウンドアラウンド」から拝借。小ネタがたくさん入っているお話しだったので聞いていて楽しかったです。
↑三作は季節を特に限定していません。
「夢の中へ」「探し物はなんですか」
さて、パラレルの方に入れさせていただきました。実際普通の話の方に入れてもいいかと思ったのですが、あまりにもハルヒが気の毒なので…。ご、ごめんなさいハルヒ…!ハルヒ救済エンドも考えたんです、ああやっぱりキョンがあたしのものじゃなくっても、あっちでみんなといたから楽しかったんだわって納得してくれるハルヒ。そんなの私の理想。ただなんとなくうっすらホラーなオチにしたかったのであの形になりました。
とりあえず笑い所は国木田と谷口両名です。この二人も好きです。
あと、この話の朝比奈さんは強い人です。女の子は強い。色々と規定事項が山積みなので、ここで朝比奈さんが帰ってしまう=二度と過去に戻れない、ってことになってしまうのでキョンを助けようと三人が決意する現在も無くなってしまう…ってことであってるだろうか。色々とややこしいです。
長門は情報統合思念体への帰属意識とかはどうなっているんでしょうか。よくわからないので無しにしてしまいましたが。私はキョン以上に長門がなんでもできると思っているようです。良くない兆候です。
古泉とキョンは結局ベタ惚れでした。キョンがちょっとずつ古泉側に引きずられている様子が見えると嬉しいです。
そういえば古泉は一人暮らしだと思って書いているのですが、よく考えたら転校理由が「親の転勤」なら家族がいたほうが自然なんでは…。「親が海外転勤」→「古泉は日本に残りたい」→「ようやく見つけた部屋は今までの高校には登校できない」→「近くの北高へ転校」とかが自然な流れでしょうか…。
う、うーむ、しかし家族が機関の人間でも嫌ですしね。新川さんと森さんと一緒に住んでいるとしたらちょっと代わってください古泉くん。私は新川さんが大好きです。
『機関』がどんだけの大きさの組織なのかも見えてこないと色々難しいです。古キョンが成立した場合の動向は、とかどこからどこまでできるのか、とか。しかし恐らく原作では匂わす程度で明文されないと思われるので、割とフランクな感じでイメージしています。一挙一動を監視されてるレベルではない、な感じで。
ここから先は別カップリングの話です。百合です。ぶっちゃけハルヒ×長門です。駄目な方はご注意です。
実は一押し別カプ、ハル有希。
気が付いたらいつも頼りになる、でも決して出しゃばらない長門が気になってしょうがなくなったハルヒと、観察対象としてずっと見ていたら不思議とハルヒから目が離せなくなっていた長門。
なんつーか女の子ズは三人できゃっきゃやってるのが大変にかわいらしいのですが、本の貸し借りとかやってみたり味の好みをいつの間にか覚えてるハルヒと長門とかも良くないですか。
ネタができたらそっちの話も書いてみたいですねー。
朝比奈さんは自分で好きな人がこの時代にできたらお別れが待ってる、って悟ってますから、恋愛絡みを考えるのは難しいです。
どうしても悲恋になってしまう…。