[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
いいい今軽くサイト巡りしてたら射手座アンソロがああああああ!
ちょまじですかマジですね大マジですねいやっほう!
もうもの凄く応援します凄く楽しみですだってめくってもめくっても射手座。みなさまそれぞれのテイストが足された射手座。……萌えないわけがないじゃないか!
とりあえず九月まで死ねないことが確定致しました。いやいやアニメ二期と驚愕見るまでも死ねませんが。
しかも四月一日のエイプリルフール企画で行われたという射手座SNSのログが!ログが!ぶっちゃけエイプリルフールなんて忘れていて全くPCに触らなくて後で見かけて泣いた企画のログが!
今から読んできますしばらく戻りません。
ついでに↓アップしてからちょっとその気になって作ってみたタイトル群置いていきます。でもこんなに書けないでしょうが。
第三次射手座の日大戦~SOS団よ永遠に~
プロローグ『SOS団、再結成』
第一話『演習にて』
第二話『初陣』
第三話『涼宮ハルヒの昇進』
第四話『消えたキョン』
第五話『大気圏突入』
第六話『未開惑星へ』
第七話『見失った座標』
第八話『過去の遺産』
第九話『タイムリミットは十五分』
第十話『スター・アローン』
閑話『谷口の恋』
第十一話『つかの間の休息』
第十二話『発進不能、緊急事態』
第十三話『古泉一樹の訓練』
第十四話『現れたTFEI』
第十五話『二重スパイ』
第十六話『スクエア作戦』
第十七話『未来から来た男』
第十八話『惑星まるごとぶった切り作戦!』
第十九話『神の座す場所の名前』
第二十話『朝比奈みくるの奮闘』
閑話『国木田の思いつき』
第二十一話『二つの閃光』
第二十二話『長門有希の失敗』
第二十三話『勝利の鍵はどこにある』
第二十四話『宇宙を染める黄緑色』
第二十五話『新宙式のお祝いに』
第二十六話『コンピ研、強襲』
第二十七話『疑念、生まれる』
第二十八話『作戦参謀の誤算』
第二十九話『インパクト・ローリング』
閑話『さよなら、新川さん』
第三十話『その手に踊らされる時』
第三十一話『捜索の矛盾』
第三十二話『朝倉諒子の影』
第三十三話『連合の罠』
第三十四話『道化は踊る』
第三十五話『全ての過去は許された』
第三十六話『戦場の天使』
第三十七話『パーフェクト・ガール』
第三十八話『逆襲の部長』
第三十九話『降り立つのは全ての終わり』
閑話『鶴屋、走る』
第四十話『始まりの遺跡』
第四十一話『狙われた長門』
第四十二話『救いの手』
第四十三話『スターダスト・メモリー』
第四十四話『紺碧の宇宙へ』
第四十五話『決着』
第四十六話『困惑』
第四十七話『確信』
第四十八話『輝きを抱いて』
第四十九話『流星、宇宙を切り裂いて』
第五十話『地球、そして』
エピローグ『そしてSOS団』
ちなみに基本として、『宇宙』は『そら』と読みます。
しかし全機体数数十のスパロボってないな。しかも味方機体は機動兵器×5と戦艦のみ。あんまりなんで多分37話でハルヒの後期機体が、38話で長門の新プログラム完成で従来の機体から長門専用機の機動性と反応が大幅アップ、36話で朝比奈さんの精神コマンド使用ポイントが半減…では小説上意味がないので、移動力アップと補給速度アップ。古泉は34話終了時に追加武装が二つくらい。キョンの新機体は閑話を全てクリアし、なおかつ全員の被撃墜数が計10以下の場合にのみ、40話でゲット。ロストテクノロジーとかそんな感じで。古泉とキョンの合体攻撃追加は16話、ハルヒとみくると長門の合体攻撃は21話から。鶴屋さんの閑話をクリアすると帰還に『超絶カミング粒子砲(全体)』追加。
こういうのを考えるのが一番楽しかったりします。
ハルヒ側が帝国でコンピ研側が連合…であってましたよね。
とりあえず国の名前はいいとして、機体の名前を考えないと不便でなりません。でもなんか『キョン機』とか『古泉くん機』とかになる予感がひしひしと。もしくは品番。
疲れたので今日も行く予定だったスパコミ二日目を止めておくことにしました。
本を手にとってくださった方、看板見て足を止めてくださった方、暖かいメッセージをくださった方、本当にありがとうございました! サークル参加の方も一般参加の方もお疲れさまです。
昨日も楽しかったです。イベント特有の感触が好きで好きでたまらないのですよ。しかし使っている酔い止めのせいで眠くなるのが困りものです。ちょっと寝かけ…げふごふ。お隣さんが片方いらっしゃらなかったのが寂しかったです。
午前中は雨が降っていたので、どなたも大変だったと思います。私は壁さんの所で外に並んだのが初めてなのでちょっと楽しかったですが、雨で大変でした。
私は結構出ずっぱりになってしまうので大人しくスペースにいないのですが、今回は嬉しいお言葉を直接頂くことができました! サイト見てますって言葉は都市伝説だと思ってました! 売り子さんを頼んでいる友人から言づてをもらうことはあるのですが、何故か本人がいるときに遭遇できないもので…。改めましてありがとうございます!
また、こちらは聞くことができなかったのですが前の本が良かったからと手にとっていただけた方もいらっしゃったようで、実に嬉しいです。前回の本と似たような要素は入っていただろうか…!と読み直して、そもそも前回の本が全部ばらばらな話だったことに気が付きました。
買い物の方はがっつりと。残念ながら千円札が途中で足りなくなり、気になっていたのに手に入らなかった本もたくさんありましたが…ううむ、予算が辛いです。みなさん厚い新刊をたくさん出されるので非常に幸せなジャンルです。
次回はあかだまに一般参加したいです。昨日いただいたチラシがかわいかった!小さなサイズのチラシも素敵ですね。
サークル参加の方は未定ですが、ハルヒとして出るのはオンリーか次回スパークになるかと。夏は受かっても別ジャンルです。ただ今回出し損ねた本を出す可能性はあります。
というか更新日が07年になってました。そのころまだこのサイトありませんから!
そして戦利品を読んでいるところなのですが、今回がっつりした射手座本があって浮かれ気分です。射手座熱が凄まじく上がっています。だが私に艦隊戦を描写するスキルはない…!一人一艦隊受け持つ原作射手座形式も大好きなわけですが、スペオペの中にラブを入れるならできれば同じ戦艦に乗っていていただきたい。業務上は敬語同士で自室に入ると砕けた言葉になる古キョンが書きたい。古泉は口調変わりゃしませんが。キョンの作戦を全力で推敲しようとする古泉とか、キョンの(地味な)作戦を却下して派手な作戦を打ち立てるハルヒとかそれを素晴らしくサポートしてしまう長門とか作戦の穴をぽろっと見つけてしまって大いにみんなに感謝される朝比奈さんとか!
しかしどうやっても脳内にはスパロボ風射手座しか浮かびません。全員専用機で色とか各部デザインとかサイズとか違って、ほとんど大きさもフォルムも似通ってるキョン機と古泉機が背中合わせで「まだいけそうか?」「座標E-6を重点的に叩けばおそらく」みたいなお肌の触れ合い回線で会話するところとか。※お肌の触れ合い回線:ガ○ダムなどで出てくる状態で、無線を介さず機体同士が触れあうことで会話を交わすこと。多分。
専用機同士に公式回線とは違うSOS団専用回線が入っているとか当然システムの名前はS.O.S.だなとか色々と。
そんな感じで去年の冬あたりに妄想してみたイベントが↓です。
古泉裏切りイベント、スパロボならきっと34話ぐらい。26話あたりの『コンピ研、強襲』で敵勢力の謎の機体と古泉を戦闘させるとフラグが立ちます。そこで一撃で倒してしまえばこの話の裏切りは発生しませんが、その代わり後に古泉の裏切り疑惑が軍内に持ち上がり、全員初期気力-10で出陣することになります。
ちなみに古泉離脱は30話『その手に踊らされる時』くらいで。古泉復帰後、武装追加。
艦長は鶴屋さんです、これは譲れない。
後は謎の設定も発見。二行目は精神コマンド、要するに呪文みたいなものです。尤もイメージなので、本編開始後には出てきません。
SRWパロ(射手座風)機動兵器Ver.
能力は射撃寄りなのになぜか専用機が格闘寄りなキョン。
ひらめき・集中・不屈・脱力・直撃・魂
一時裏切りあり、普段は射撃中心だが裏切り時は命中が落ちる古泉。
集中・必中・直感・熱血・友情・補給
突撃・格闘・超高機動なハルヒ。
加速・直感・集中・熱血・覚醒・魂
修理補給機体、ありったけのフル装甲な精神要員みくる。
不屈・応援・祝福・信頼・脱力・期待
長距離射撃特化、索敵超小型戦闘機搭載の長門。
ひらめき・直感・感応・集中・覚醒・魂
第34話『道化は踊る』
「SOS団のみなさん……こんな形でお会いすることになってしまって申し訳ありません」
こんな事態に陥ってまでなお敬語を崩さない古泉に、キョンはもう笑うしかなかった。その通信に使われた回線は全方位ではなく、SOS団専用の回線だった。長門が、古泉からのそれをシャットダウンしていなかったというのは少々キョンに思わせるものがあったが、今はそんなことを言っている場合ではない。
キョンは珍しくも、誰よりも早く戦場を駆けていた。
いつものように後方からの長門の援護、待機しているみくるの声、苛立ちをぶつけるように敵機を蹴散らすハルヒを感じながらも、誰よりも早く。目標への直線上にいる敵しか相手にしていなかったのだから、後でハルヒに怒鳴られることもあるかもしれないが、そんなことはどうでもよかった。ただ単純に、こんなときいつも機体を並べていた男のもとに辿り着きたかった。
「古泉くん!」
叫ぶようなハルヒの声が通信に混ざる。なんで、と呟くみくるの声が耳に残る。映像を切ってあるからはっきりとはしないが、長門もあの白い顔でその声を聞いているのだろう。
「しかし、今の僕は」
高速で飛んでくるミサイルを回避、撃ち落とす。胸部から実体ブーメランを二本発射し、撃墜した。
「あなたたちの敵だ……!」
キョンは機体の速度をゆるめないまま、機体を目に捕らえた。その機体の背後に浮かぶ母艦らしき黒い戦艦が、幽霊のような影に見えたのは気のせいだっただろうか。
だが間違いはない、キョンには自信があった。己が彼の乗っている機体を間違えるはずがない、という鮮やかな確信が。
「そうかよ!」
一言も発していなかったキョンがそう言ったのは、古泉の機体を真正面に捕らえた瞬間だ。
「あなたですか」
古泉の声はブレてはいなかった。ただ奇妙な落ち着きを、殉教者にも似た響きを内包していた。
キョンはそれが気に入らないとぼやき、周辺宙域を素早くチェックした。有視界内に入るのは古泉の機体と敵戦艦のみ、あとは背後でときたま閃光が走るが、それが味方の爆発光だとは微塵も思いもしなかった。
「古泉、本気か」
青いバーニアの光が瞬くのを、古泉は黒くペイントされた機体の中で見ていた。SOS団内でのパーソナルカラーは緑だったこともあり、共に脱走した機体も緑色でカラーリングされていた。それを塗り直したのは上層部の判断だ。自分の所属する場所をわかりやすくするようにというよりは自覚するようにというその判断に逆らいたくなったのを、古泉は覚えている。それは郷愁に似た感傷だったのか。
キョンの機体は軍服の色とは違う濃い紺に塗られていた。それが宇宙でも輝いて見えていたのは、古泉の目の錯覚だったのだろうか。だが、敵となった今でもその機体は、彼を内包しているというだけで輝いて見えるのだ。
「もちろん本気ですよ」
古泉は見えないとわかっていてもコクピットで肩をすくめた。そして照準をじりじりとキョンの機体に合わせようとして、ひと思いに出来ない自分に愕然とする。
「そうか、わかった」
「ちょっと何言ってんのよキョン!」
静かに答えた彼に文句をつけるハルヒは、数体に囲まれてすぐには身動きが取れない状態にあった。母艦の鶴屋からキョンくんが前に出すぎだよっ、と警告も入っていたが、キョンはそれには答えなかった。
「それなら……お前がそこまで言うなら、俺を撃ってみろ」
誰もが、その通信を聞いた誰もが言葉を失った。
そしてハルヒが我に返るよりも古泉の方が早かった。
「大人しく僕に撃たれてくださると?」
「そうはいかん。抵抗はさせてもらうさ」
「そういえば、演習ではいつも引き分けばかりでしたね……」
世間話のような会話に、誰も割り込めなかった。
ただ耳を傾けながら敵機を撃墜し、そして最後の一機が長門の狙撃によって落とされた。
「ああ、遠慮無く――俺を殺してみろ、お前の手で」
壮絶な声色だった。
古泉はゆっくりとブーストライフルを構える。
「そうさせてもらいましょう、そうすればみなさん、僕がもう仲間ではないのだということがわかるでしょうから」
何かを吹っ切るように、古泉は叫んだ。
「ブーステッド・オン!」
「コネクト・リンク! 起動!」
古泉のライフルに光が集い、キョンの機体の所々に青い光の筋が走る。
それが合体攻撃を行う時の前動作だと、みな気付いていた。
「ちょ、ちょっと! 二人とも止めなさい!!」
慌てふためくハルヒだが、そこからならどんなに飛ばしても間に合わないとキョンは読んでいた。不可能を可能に、現実を奇跡にするのが涼宮ハルヒではあったが、戦闘後の機体は思うように言うことを聞いてくれないだろう。
「行くぜ、古泉」
「行きましょう」
そして常のように呼び掛け合い――二つの機体は飛んだ。
宇宙を切り裂いて、その終着点に互いを選んで。
古泉はキョンに肉薄される前に勝負を付けなければ、勝ち目は薄い。そしてそれを知っていて、古泉はライフルを構えたまま移動をしている。飛び回ったまま射撃をするのは、古泉の得意技でもある。
銃口に収束したエネルギーの塊を見据えながら、キョンはシールドを放った。邪魔だと言わんばかりの行動に古泉は驚かされるが、狙いがずれることはない。
このまま撃て、と自分が叫ぶ。それは連合に下った自分の声だ。
だが、古泉一樹は――?
一気に距離を詰めたキョンが、右のマニュピレーターに握ったビームナイフを突き出そうとしている。
古泉は咄嗟に引き金を引いた。音など聞こえるはずもない真空に、ぐがんと金属がえぐり取られる音が聞こえる気すらした。
キョンの機体は右肩がえぐれている。だが、これは直撃ではない。余波であるが、キョンは回避行動を一切取っていなかった。ならばこれは自分が外したのかと、戦闘中だというのに半ば茫然と見やる。
そしてキョンは右腕が使えなくなったことなど意にも介さずそのまま突っ込み、古泉とすれ違った。
「な……!?」
慌てた古泉が振り返って見たものは、遠ざかるキョンの機体だ。その先には何があるか、考えるまでもない。連合の戦艦が高みの見物をしていた。
背中にどんなもんだと得意げに笑っている彼の顔を幻視して、古泉は動けなくなる。
古泉は知っていた。実はキョンは射撃の方が得意だということを。
古泉は知っている。彼の機体には数少ないながらも射撃武器が常備されていて、こっそりカスタマイズされているということを。
キョンは左手で黒いメガ・ライフルを構えると、一瞬の躊躇もなく前方に向かって撃った。
当然それ一発で沈むほど戦艦はやわではないが、今回古泉が乗せられた艦は旧型の補給艦だった。新型ならまだしも、最新鋭機体の射撃を八発全弾食らい、平気な顔はしていられない。
弾切れのキョンの機体を、撃とうと思えば撃てるにもかかわらず古泉は動けなかった。
背中越しに見える爆発光を信じられない思いで見ていた。
「……どうだ、騙されただろ」
少し得意げなキョンの声が聞こえてくる。
「あなた……あなたという人は」
「お前の考えてることなんかお見通しなんだよ。情報の流し方は半端だわ、通信記録残してるわ、どう考えてもお前が本気で裏切ったわけがない」
脅されてたんだろう? と訊いてくる声に頷くしかなく、それゆえに頷けない。
「あの艦もどうせ監視だろう。大方、ここで手抜いてたら戻った後銃殺とかそういうシナリオだろ」
ぐうの音も出ない。口先で煙に巻くのは古泉の得意技だというのに、頭の中はぐるぐると驚愕と歓喜、焦燥と困惑が混じり合ってまともな思考回路にたどり着けないでいる。
「あのぉ、あたしもそれは今初めて聞きましたけど……」
すみません、と通信機越しにみくるに謝る彼がいる。彼は仲間にも内緒でそんなことを自分の中で結論づけていたらしい。いいえ、とみくるは存外に落ち着いた口調で続けた。
「でも、あたし……ううん、あたしたちはずっと信じてました。古泉くんが本心から裏切ったわけじゃないって。だって、SOS団の仲間なんですから」
柔らかな声は暖かく優しい。これから起こることをしらない未来人の彼女は、きっとコクピットで笑っているのだろう。
「通信記録はわたしの判断で閲覧した。あなたの離脱は外部からの横槍による理由があったものだと推測されたが、その証拠がなかったから。結果あなたのプライバシーを侵害してしまったことを謝る。だけど、わたしはわたしの行動を悔やんではいない。この結果になった今となっては、尚更」
訥々とした声は硬質でも低音でもない。真の切り札である宇宙人の彼女に、情報云々で太刀打ち出来るはずもなかったのだ。
「古泉くん」
ハルヒの改まった声に、流石に古泉は背を正した。
団長の彼女に逆らった罪は如何ほどのものだろうか。
「今回あなたが独断でやったことでSOS団に迷惑がかかったのは間違いないわ。よって、明日から一ヶ月無給労働を言い渡すわ! きりきり働いてもらうわよ!」
それは、赦しに間違いはなかった。最後に敵を倒した場所から移動もしていない全ての可能性、SOS団団長の彼女は、きっと胸を張って快活に笑っている。
「……お帰りなさい、副団長」
「おかえりなさい」
「お帰り」
嬉しさを隠さないハルヒの声に続いて、女性陣はそれぞれ古泉にそう言った。
そして一番近くにいるキョンは、変わらずぶっきらぼうに言うのだ。
「ここまでやって帰ってこないとか駄々こねるようなら、俺が直々に引導渡してやるぞ」
古泉は嘆息する。
なんという人たちだろうか。
守ろうと思って起こしたアクションだった。だから結局、全てはこの優しい人たちのために。
それが全く必要はなかったというのだから、笑えばいいのか泣けばいいのかわからない。
自分が愚かだったのだと、数瞬古泉は目を閉じた。
「ごめんなさい……ただいま、帰りました…………ありがとう」
敵機の影無し、撤収するとのことでキョンと古泉は肩を並べて母艦を目指していた。下手に遠くまで来ていたために、多少時間がかかる。
「ところで、一つ聞きたいのですが」
今回は専用回線を開いているのではなく、機体同士が触れあうことによって漏れないように会話が出来るお肌の触れ合い通信というものを利用していた。
「僕が本当にあなたを撃墜したらどうするおつもりだったんです?」
「お前は当てないと信じてた」
ぴしりと古泉は固まった。面と向かって聞いていなくてよかったと思うほどには、顔面が熱い。
だがキョンは事も無げに否定した。
「というわけでもなく……まあ、撃てないだろうと思ってはいたが、兼ね合い上撃たんわけにもいかないだろうとも思っていた。だから、なんだ」
そこで一旦言葉を切った。恐らく髪をぐしゃぐしゃとかき回しているだろうことが想像でき、今度は面と向かっていた方がよかったなと勝手なことを思う。
「…………お前に殺されるというのも、悪くないもんだと……あーいい、なんでもない、終わりよければすべてよしだ」
顔面が沸騰して死ぬかと思った。
そんな死に方をしたら後生まで語り継がれること間違い無しだが、本気で古泉はそう思った。
だが、同時に彼が自分に殺されるということがないだろうことも気がついていた。彼を殺していたら、SOS団に関わる誰もが自分を許さないだろう。そんな状態に彼が自分を置くことがないと思えるほどには、古泉はキョンの気持ちを理解していた。
「ありがとうございます」
ありったけの気持ちを込めて、感謝を。好きだという想いも、愛情も、何もかもを詰め込んで、礼を。
それが伝わったのか、彼は二度とこんなことすんな、と少しばかり鼻声で応えた。
久々に小説も更新です。これは一ヶ月くらい前に書いて置いておいたものですが、雨の日の独特な昼下がりといった感じが出ているといいなあと思います。
ゲームの、約束も戸惑も買いました。両ソフトのファンブックも買いました。でもまだ全クリしてないですー!
戸惑はキョンが喋らないのがちょっと寂しいですね。しかし約束で全員常に喋ってくれるものだから、進むのが遅いのが困りものです。せっかくだから全部聞きたいです。
戸惑初回プレイは古泉とハルヒが好感度の上位を争ってたんですが、イベント成立させたおかげで長門がいつの間にかトップに。四週目では毎日長門と下校しておりました。他の三人はいずこへ…!? しかし最終的に古泉の好感度も最上まで上がったため、二人きりになるとラブラブになれました。実にこっぱずかしかったです。
RPGかSLGを狙っていたら、グラフィックに力を入れすぎたらしく「ユキと一緒」が出来上がりました。鶴屋さんと古泉とキョン妹の家族ってなんか凄いなあと思いました。古泉の正体についてEDで突っ込んでくれるキョンはいい人です。あれ、これ作文?
またしばらく沈黙期間があると思いますので、忘れたころに見に来ていただけると幸いです。
なんか見つけたのでやってみた。
二つ名メーカー http://pha22.net/name2/
ラノベ風の二つ名を付けてくれるらしい。前流行ったのかなあ。
HN・無音円舞(オメガストライク)FFなのか音楽系なのかはっきりしていただきたい。
本名・闇黒音階(ダークサイドサッドネス)どう見ても悪役です。でも音がHNと重複してる。
デコ・調教刹那(パラノイドプリズナー)……うわあ。しかも囚人。
クルセ・青の検死官(ジャッジメントディスペアー)あっ割とかっこいい。青って出たのが嬉しいところ。
プリ・肉片道化(ジェノサイドスペクター)……うわ。
バード・破滅事変(フリクション)なんかまとも?
リンカー・貫通事変(ペネトレイトリベリオン)バードと似てる。
騎士・乖離(スペクター)死霊って意味もあったような。
デコの結果があまりにもうわあだったのでやってみた。今は腹が痛い。
グロというか流血というか不幸なのネタ。反転ありませんご注意下さい。
頭が微妙にシリアス路線だったらしく、ぼへーと妄想していたら色々ストーリーができたのですが、途中で何が悲しくて好きなキャラの惨殺シーン事細かに考えているんだろうと我に返ったのでボツにしました。あと自キャラだけじゃ収まらなかったので。
多分「死亡フラグっぽい台詞言って死亡」と「血まみれのロザリー(遺留品)」がやりたかったんだと思います。その後妄想が二転三転して生き返ったので前者の目標は達成ならず。
もの凄くべったべたな話を、ダイジェストで。
「幸せに、なりませんか」
「……知らん」
「方法を、ですか?」
「知らない状態にはなれない」
「そうですか、でも……」
「…………?」
「……いえ、なんでもないです。それじゃ、今日は失礼します、明日から聖堂関連で調査が入っていて……しばらく留守にしますので」
「そうか」
――どうか、あの人の行く先に幸いだけがありますように。
「どうして……あの子を愛してやらなかった!?」
「……なんだ」
「愛でなくてもよかった、少しでもあの子に傾いてくれれば私は……私は……!」
「何の話だ」
「……あの子が、死んだ……」
青髪のプリーストは、鈍く光るものを相手に投げつけた。
鎖が切れたロザリーは、乾き変色した血がこびりついている。
「今日でさようなら、お世話になったね、ありがとう」
「どうしても?」
「ああ、迷惑をかけたくはないからね……あの子も私も、本当にここが好きだったよ」
「何をするつもりですか」
「さあ……革命でも起こそうかな?」
最年少の青年を置いて、調査団は逃げた。船がなければ退路もなくなる。そして教会と国は、青年の冒険者登録と聖堂騎士の所属記録を抹消し、その出来事を「なかったこと」にしようとした。
――帰ってきたのは、腕一本だけだった。
その手に縋るように握られた、十字架と添えて送りつけられた冒険者証だけが彼の身柄を証明していた。
「それじゃあんまりだろうと思ってさ、ちょっくら行ってくることにした。んで……ギルドを脱退……」
「却下」
「ええ!? 迷惑をかけまいとする俺の殊勝な心がけを!」
「人数がいるギルドじゃあるまいし。犯罪するなら別だけど」
「うーむ、国が危険地域としてなんとか交渉できないかと画策している場所に無断で入り込んでいざこざ起こして盗みを働くのを犯罪と言わないなら」
「いいんじゃね」
「……軽いな」
「お前が俺に迷惑かけるようなことがあればさくっと追放するから安心しろ」
「うわお切り捨て宣言」
「ついでにプロのど真ん中でないことないこと言いふらすから」
「やめてー! 俺のイメージが急落するー!!」
「元から元から」
「やかましい……まあいいや、よろしく」
「みんなには?」
「あーえーと……内緒にしといてください」
「よしわかった口止め料でアコデフォたんよろ」
「無理言うな! じゃ、行ってきます」
「良かった……、生きてて、よかった……」
ずび、とローグは鼻を鳴らした。
「生贄とはまた時代錯誤な」
「俺が逃げれば彼女がならなければならないそうです……」
「俺だって、幸せになりたいですよ!」
「……良く言えました。そうとも、人間には生まれついて幸せにならなきゃいけない義務がある」
「……初めて、聞きました」
「そりゃそうだ、俺が今考えた」
正直ここまで盛り上げてバッドエンドだったら予想を裏切るなとちと考えた。二人で生贄とか。よくあるパターンだと助けられる方の目の前で助けに来た方がなぶり殺しとか、祭壇に行くとそこにはすでに冷たい骸が横たわってるとか。
そして片腕にしようか両腕にしようかで真剣に悩みたくはなかった…。
後ボツの理由。
・いくらなんでもキャラの未来が閉ざされすぎだ。
・真面目に書いたらどう見てもR18です。
・デコかっこよすぎ修正しる。
・あやまれ!まだ見ぬ名も無き島とフレイヤ様信徒にあやまれ!
あけましておめでとうございます。
実に出没間隔に波があるサイトですが、本年もよろしくお願いします。
↓の小話は大晦日の日にぽちぽち携帯で打っていました。そうしたら古泉と打とうとした矢先に電源ボタンを二回ほど押して半分ほど話が消えました。その後も二回くらい消えました。……携帯で小説を書こうとするのは危険だと言うことが去年最後に学んだことです。
まだPSPソフトの「約束」買っていないのですが、どんな話なのだかとても楽しみです。
とりあえず前からちまちま書いていた立場交換パラレルとか、疑似家族パラレルとか、似非射手座とか(全部パラレルか)書きたいと思います。
オフの方では高校生の二人を書いていきたいです。次回発行予定の話はもう決まっていますー。